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第793回 2019年1月31日~2月6日の為替見通し

2019年01月31日

次の更新までの各通貨の予想レンジです。

●ドル円
上値抵抗109.051-109.338
均衡108.763-108.444
下値支持107.146

●ユーロ円
上値抵抗125.672
均衡124.308
下値支持123.574

●豪ドル円
上値抵抗79.486
均衡78.529
下値支持77.460


 先般、アメリカのユーラシア・グループが2019年の世界の10大リスク予想を発表しました。その中身は? 投資をしている人なら「だいたい知っている」「なんとなくそのあたりがリスクに感じる」という項目で、特に目新しいぎょっとするようなものは見当たりませんでした。
 投資の世界では多くの人が「ああ、そういうことがあるかもしれない」と受け止めるリスクはリスクではなく、「えっ?」「まさか?」という予想しなかったことが実現した時が本当のリスクです。そして、その時の行動いかんで投資が成功したり、失敗したりの道が分かれるわけですね。
 もちろん、大衆の右往左往をデザインし、大儲けしようと企画しているリスク・デザインも考案している人や人工知能が存在するのだろうと思います。

 今日、インターネット慣れした投資家は日々、いろんな情報に接し、めったなことで驚かなくなっているといえますが、そんな中で「これはひょっとしたら?」と思えそうな事柄があります。
 それがユーラシア・グループのリスクの中には入っていなかったベネズエラ問題。
 石油をアメリカに売って、そこそこ経済的に安定していたチャベス政権時代から、後継者指名された当時の副大統領マドウーロ氏は目下、親中、親ロ政策に転じてしまいました。それでオバマ時代から、アメリカにとってベネズエラは一つのリスク案件として注視され続けてきました。

 そこに切り込んでいるのが現トランプ大統領です。アメリカと敵対するマドウーロ大統領に対し、親米路線を唱える別の大統領の誕生を後援。その結果、なんとベネズエラに2人の大統領が登場する事態に突入。
 同国内では石油価格低迷に加え、スーパー・インフレが進行中。通貨は暴落しトイレットペーパー一つ買うにも札束がいくつも必要という状態に陥っています。これで困っているのはベネズエラ国民であるには違いありませんが、この10年、石油資源に目を付けた中国の投資マネーの焦げ付きが意識されるところです。
 ベネズエラの混乱はつまるところ中国の経済困窮のトリガーとなって、それがブラックスワン型の金融パニックになりえるとする意見もあるほどです。

 はるかかなたの南米の国のハイパーインフレ。私たちは耳目を北朝鮮や韓国、米中問題、メキシコの壁などに奪われていますが、実はベネズエラ問題こそが今、最も注目すべき経済リスクなのかもしれません。
 ただ、その混乱が2020年米大統領選挙前に起こるのか、大統領が決まってから起こるのか、それはわかりません。
 というわけでいろんなリスクに目配りをし、その時どうするかの準備をしたいものですね。


※当コラムは毎週木曜日の更新です(木曜日が祝日の場合は休載となります)。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】


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