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第797回 2019年2月28日~3月6日までの為替見通し

2019年02月28日

次回の見直しまでの各通貨のレンジは次の通りです。
●ドル円
上値抵抗111.160
均衡110.271
下値支持109.318

●ユーロ円
上値抵抗126.091
均衡125.357
下値支持124.623

●豪ドル円
上値抵抗79.592
均衡78.635
下値支持77.891


 灰色のサイという言葉が使われ始めたのはこの数年のこと。2013年、あるエコノミストが造語し、次第にマーケットリスクを形容する言葉の一つとして広がりました。

 マーケットリスクに関連してよく使われ、私たちにもおなじみなのはブラックスワンですね。「白鳥は白とばかり思っていたが、自分の知らない世界では黒い白鳥もいた」という意味で、予想もしなかったリスクを指します。ならば灰色のサイとは何か?

 そこにサイがいることはわかっているが、おとなしい動物だし、灰色だし、漠然とリスクは感じるものの「まあ、大丈夫だろう」とタカをくくってしまう。しかし、一度サイが屹立し牙をむくと、とんでもない大きさに凌駕されてしまう。そのような意味で使われているようです。

 さて、その灰色のサイはどこにいるか?
 具合が悪くなっている中国経済をさらに奈落に落とし込む可能性がある社債デフォルトのラッシュか?
 バブル形成終盤、日本の企業も転換社債などを発行しまくりましたが、バブル崩壊後、その償還や株に転換されたことによる需給バランス悪化がもたらす株価下落のスパイラルの地獄を見た時間軸に中国も入りつつあることを指すのか?

 あるいは今回、議会証言に立ったトランプ大統領の元個人弁護士、マイケル・コーエン被告の証言によってトランプ大統領の岩盤支持者の中から「トランプは自分の思っていた人とは違う」という人が灰色のサイの規模となって立ち上がるのでしょうか? 

 マイケル・コーエン被告によると「トランプは黒人や徴兵に応じる人を軽んじた発言をしていた」「彼のかかとの損傷による徴兵逃れは嘘である」「ウイキリークスからヒラリーメールに関する暴露がでることを事前に知っており、歓迎していた」などなど。

 岩盤支持者層が「いまさら驚かない」とやり過ごすか、そうではなく本当のトランプ氏にとっての危機なのか?
 見極めたいのは「2020年にトランプ氏が再選されるかどうか」によっては段取りが違ってくる北朝鮮・金正恩氏かもしれません。
 今回はご飯を一緒にたべて記事ネタを作り、マイケル・コーエン被告の暴露によるダメージを打ち消す効果をトランプ氏に貸しとしておき、見返りに経済制裁緩和が転がり込んで来るなら、金正恩氏にとって長旅の甲斐があったというものでしょう。

 よって政治イベント消化後はやはり経済に焦点です。不満分子の灰色のサイが起き上がらないか気が気でない習近平氏も3月5日全人代前に関税強化回避でトランプ氏からメンツをつぶされずにすんだことへの見返り策をそろそろ考えるタイミングかと思います。


※当コラムは毎週木曜日の更新です(木曜日が祝日の場合は休載となります)。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】

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