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第800回 2019年3月28日~4月3日までの為替見通し

2019年03月28日

●ドル円
上値抵抗111.045-111.489
均衡 110.410
下値支持109.945-109.331

●ユーロ円
上値抵抗124.689
均衡123.867
下値支持122.634

●豪ドル円
上値抵抗79.071
均衡78.132
下値支持77.088


 春分の日(祝日)でコラムが一週休載になりましたが、その間も世の中はさまざまに動いています。しかし、見出しになるニュースが「劇場の出し物タイプ」のものが多く、通常なら多くの人の耳目に触れるべき事柄が背後に追いやられているのが気になります。

 劇場型ネタの一つ、イギリスのブレグジット問題。気難しい印象が強いイギリス人がこの問題で「しゃんしゃん」と行くわけがなく、難航は当初から予想されていたこと。背景にずっと見過ごされている重大な事柄があるはずですが、それが何かすらもつかめません。
 一方、アメリカではトランプ氏へのロシア疑惑がほぼ終息。これに拘泥している民主党が逆に「国益、国民のためになることをせず、いったい何をやっているんだか」という悪印象になり、肝心要の2020年大統領選挙で「実は民主党ヒラリーのほうがよほど、問題だった」という疑惑にまで発展しかねない伏線も取りざたされるようになってきました。

 そうした合間に、「アメリカに何を言われたって気にしない」ように見える中国の習近平氏はフランスのエアバス300機購入を決め、支持率低迷のマクロン大統領の救世主的なデールで恩を売り、先のイタリア、スペインに続き、欧州に手を突っ込んできました。

 アメリカの代表的航空機メーカー・ボーイング機がなぜか、対中債務に苦しむパキスタンや親中、嫌中入り乱れるインドネシアで墜落し、「中国人の安全のためにボーイング機を輸入することはできない」という文句のつけようがない対米カードを切ってきました。
 この状態でアメリカ民主党がなおもロシア疑惑に拘泥するようではさすがに2020年の大統領選挙では民主党に賛意を得られないと察したペロシ女史は路線変更を模索しているといわれますが、はてさて、米中覇権争いはどうなることでしょうか。

 中国の欧州進出とトランプ氏のロシア疑惑終結はけして偶然とは思えず、FRBの金利引き上げ当面凍結の判断ともつながっていると私は見ています。

 長期金利が短期金利より低くなる逆イールド現象を不況のシグナルと警戒する向きがありますが、逆に株に資金還流を促す効果もあり、ゴールドマンサックスが「心配いらず」のスタンスであるように、悲観損になる可能性が高いと思います。

 それよりも、金利据え置き(もしくは引き下げ)で、ドル安・円高を誘発し、ボーイングなどのアメリカ軍需品を北朝鮮・韓国・中国リスクの流れに乗って輸出し、アメリカGDPを押し上げようとしていた矢先のボーイング機墜落によるアメリカ経済の痛手のほうが心配です。そして、今の中国の動きはトランプ流の米GDP向上手法を学習し、すでに読めるようになっており、その先手を打つように欧州に進出し始めているともいえます。

 こうした状況で、アメリカはトッピングとして何か新たなオプションが付けられるのか? それは為替に響くことだけに、注目したいところです。

 日本は改元、皇室御代替わりの大見出しのさなか、ひっそりと日本海側(秋田、山口)にイージスアショアを配備。安倍首相は統一地方選挙の結果が判明した後、4月末、訪米。
 7月の参議院選挙における消費増税問題、ひいては国防予算関係の着地どころの摺合せかと思います。
 報道されない見出しをいかに想念できるかがトレードの要となりそうな各国動向ですね。


※当コラムは毎週木曜日の更新です(木曜日が祝日の場合は休載となります)。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】


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