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第809回 2019年6月6日~12日までの為替見通し

2019年06月06日

次の更新までの各通貨の予想レンジは以下の通りです。

●ドル円
上値抵抗109.738-109.317
均衡108.689
下値支持107.887

*先週の想定下値支持を破りましたので、令和改元後、為替レンジのフレームが変わった可能性を考慮したいと思います。では、現環境で105円説も出てきたその実現性は高いのかですが、以下の条件を想定したいと思います。
 ・下限
108.242を下抜けたら
  108.151
これを抜けたら
  107.981-107.812
これを抜けたら
  106.285
  というストラテジーです。

 日柄はある程度の幅を必要としますが、向こう3ヵ月の下限は2019年1月実現の105.889を参考に105.606を想定します。今年中にさらにその下、つまり100円か100円割れがあるかどうかは微妙ですが、引き続き研究したいと思います。


●ユーロ円
上値抵抗123.026-122.666
均衡121.234
下値支持119.701

 2017年4月17~24日前後に窓開けがあり、中~長期(今年中というイメージ)でその時のレンジ116.775-119.841を意識したいと思います。

●豪ドル円
上値抵抗76.578
均衡75.482
下値支持73.599


 政治経済の次の関心事はいよいよG20大阪(6月28-29日)ですが、米中が折り合う見通しは期待薄です。
 ますます見解の対立が深まっているのではないでしょうか。

 そこに2020年を目標に衛星を利用したGPS地図情報、5Gをベースに同時多発接続可能なIOTの一例として世界的な自動運転技術開発競争があり、この覇者が世界を制すも同然とあっては折り合えるはずもないでしょう。

 日本では自動運転レベル3を2020年オリンピック年に実現させようと開発を進めていますが、自動運転をさらに深化させるにはセキュリティ面で信用できる国同士で連携することが前提になります。
 考え方の文脈が違う中国とはアメリカのみならず日本も現状では折り合えないわけで、その問題からファーウエイ締め出しがあるわけです。あと数週間もすれば開催されるG20でこの対立構造の緩和は難しいと思います。緩和ではダメという姿勢をトランプ政権のみならず議会も含めオールアメリカで示しているのですから。

 こうした不安定要素を為替がどう反応していくかですが、振れ幅を大きめに想定してピンチをチャンスにすべくトレーディングしたいですね。証拠金を飛ばさない資金繰りが大切です。それさえできればチャンスをものにできると思います。


※当コラムは毎週木曜日の更新です(木曜日が祝日の場合は休載となります)。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】


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