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第810回 2019年6月13日~19日までの為替見通し

2019年06月13日

次の更新までの各通貨の予想レンジは以下の通りです。
●ドル円
上値抵抗②109.203
上値抵抗①108.899
均衡108.224
下値支持107.746

●ユーロ円
上値抵抗122.548-122.955
均衡121.653
下値支持120.514

●豪ドル円
上値抵抗75.199
均衡74.252
下値支持73.815


 時々、ひやっとするほど大きく動くドル円ですが、今年、どこかで105円という水準はまた見る可能性があるように思います。
 その時、105円で済むのかどうかはまた別の機会で考察するとして、米ドルと円資産を上手に円転、ドル転している資金にとって、ドル安による為替差益を吸収し、またぞろ安くなったら円資産を強いドルで仕込みたいと考えていることでしょう。

 円資産の対象の一つ、日本の株式市場ですが、参議院選挙前に過度な株価低迷は与党にとっては避けたいところ。少なくとも次の組閣前までは比較的安定的に推移してもらいたいと願っていると思います。
 さすがに今の今、日本市場をぶち壊しにしてしまうと対中関係厳しき折、同盟国アメリカにも悪影響が。
 よって以心伝心で日経平均株価を直撃する一層の円高はもう少し先に持越しではないかと推測します。
 が、そこはそれ。空気や風を読むのがトレーダーの性。「この先、もう一段の円高?」と空気から察して、トレンドはじわりとドル安円高傾向へ。
 日本の選挙前という要素に加え、14日寄付きメジャーSQの前特有の上下変動、さらに外資決算の影響も加味したい局面で、短期では少量小幅取りが堅実ではないかと思います。

 中~長期では懸案の米中問題は「100年対立」という意見も出てきており、2020年米大統領選挙結果だけの話ではなくなってきているように思います。
 トランプ氏再選任期満了後の大統領候補者選びもすでに終わっているのではないか、そして、その政権での戦略ももう建てられているのではないか。そんな視点から長期的にモノをいう資産は何かについて考えておきたいですね。

 今までは米ドル資産、自国通貨資産に加えてユーロや人民元資産も検討されてきたと思いますが、ユーロ圏ではイタリアが自国でだけ使用可能な通貨もどきのお札を発行予定とか。
 ユーロ資産への懐疑も深まりそうなタイミングで英ブレグジット強硬となれば、トレーダー秋から冬の世界情勢にも目配せが必要ですね。
 短期、中期、長期のポートフォリオを検討し、不安定要素にぐらつかないようにしたいものですね。


※当コラムは毎週木曜日の更新です(木曜日が祝日の場合は休載となります)。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】


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