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第824回 2019年9月19日~25日までの為替見通し

2019年09月19日

次の更新までの各通貨の予想レンジは以下の通りです。

●ドル円
上値抵抗108.825-108.097
均衡107.859-107.517
下値支持①106.885-106.488
下値支持②105.138

●ユーロ円
上値抵抗119.142
均衡118.599
下値支持117.511

●豪ドル円
上値抵抗74.004
均衡73.389
下値支持72.363

 9月18日、FOMCでは政策金利を0.25%引き下げを決定。それを受けて一時、為替はドル高円安方向に動き、そこから一転、ドル安円高に振れ、また、ドル高方向108円回帰を繰り返しています。
 FOMC直前のサウジアラビアに対するドローン攻撃などから、ドル売りをしたトレードはとことん、空売りの踏み上げにあい、踏んだり蹴ったりとなりました。
 AIによる売買の特徴が出ているように思います。「恐怖」や「楽観」を誘発するような出来事、ニュースで人がどう行動するかの確率を利用し、儲けの最大化に動いているのだろうと思います。

次の「恐怖」はイラン制裁を強化したアメリカとイランの攻防、「日韓」+アメリカの動き、米中問題などですね。
「楽観」は恐怖が和らぐことにつながる首脳陣の行動。トランプ氏のツイッターがその醸成の源例です。
 さて、石油価格はいったん収束しましたが、これだけでは済まないのではないかと思い、過去、相場変動が起こった経緯を調べみました。
① 日経平均株価が前年高値から落ちて、出直って来る…2008年6月6日
② 為替が124.14迄円安に…2008年6月22日
③ 原油価格WTIが1バーレル145.29ドルに…2008年7月3日


そして一気に2008年9月リーマンショック、2009年3月に日経平均株価は7000円台にという流れをたどっていきます。

今回、石油価格の収束を見ていますが、今後、円安・原油高が起こったら日本経済はかなりのダメージを受けると思います。さらに今後、10月消費増税実施が控えます。経済界では日本チェーンストア協会が懸念を示しているように売り上げ確保のために経営ダウンサイジングを検討せざるを得ないとの見解も示され、複雑なポイント還元による売り手買い手の混乱も予見されます。

現在は為替も円安方向、日経平均株価も高値方向に動きが出てきていますが、一寸先は闇。AI演出相場の可能性も疑いながら、あおられずにトレードしたいものです。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】


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