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第827回 2019年10月10日~16日までの為替見通し

2019年10月10日

次の更新までの為替見通しは以下の通りです。

●ドル円
上値抵抗107.959-108.206
均衡107.042-107.085
下値支持106.620-106.595

●ユーロドル円
上値抵抗118.459-117.848
均衡117.475-117.644
下値支持117.160-117.084

●豪ドル円
上値抵抗72.514
均衡72.264-71.988
下値支持71.285

10月1日の中国国慶節に開催された一連のイベント。印象的だったのは習近平氏の毛沢東をほうふつとさせる人民服姿。そして、江沢民はじめ長老、要人たちは赤いネクタイにダークスーツ姿だったことです。上下関係の印象強化に感じました。
習氏は象徴トップとして任期のないまま、中国共産党一党支配体制に君臨し大国・中国を世界一の国にすべく率いていくという決意あらたかな式典構成に感じられました。
しかし、江沢民などの主だった長老が晩さん会を総じて欠席したことから、習氏を批判的にみているという意見があります。

10月22日の我が国の即位の礼にアメリカはトランプ大統領の名代としてチャオ運輸大臣を出席させます。このチャオさんのルーツは台湾。そして彼女の父は江沢民と同級生。チャオさんは一貫して運輸関係でキャリアを積んできた人。父は江沢民氏の中国で貿易で財を成した人。チャオさんの夫は共和党のドン。上院でトランプ大統領の弾劾否決にも効くルートです。
そんな中、裁判関係の事情通であるテッド・クルーズ氏が10月8日安倍首相を表敬訪問している点から、トランプ弾劾が下院で議決されても上院で否決される可能性大だろうと思います。

すると米中貿易交渉でどちらが強く出られるか?
香港デモ拡大から香港の金融センターの機能大低下という危機感を抱く中国はトランプ弾劾運動が強まればと願っていることだろうと推測します。
アメリカ議会では超党派で次々と対中強硬法案が提出されたり、議決されたりしています。そんな中でウクライナ疑惑でトランプ弾劾という新たな火種が生まれることは歓迎でしょう。
中国が香港デモの背後に欧米の仕掛けを感じているように、もちろんウクライナ疑惑の背後には中国の仕掛けをトランプ政権では感じているでしょう。

貿易問題がかたずいてもまだまだ続くよ、米中問題。というわけで為替水準はボラテイリティの源泉には事欠きません。ボラテイリティは引き続き、幅を広めにとっておくべきでしょうね。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】


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