次の更新までの各通貨の予想レンジは以下の通りです。
●ドル円
上値抵抗106.401
均衡104.016
下値支持99.757
※日柄はわかりません。ちなみに2011年の例では77円台があり、今年から来年にかけ、この水準への挑戦もあり得ると思います。
●ユーロ円
上値抵抗119.243
均衡117.096
下値支持114.711
●豪ドル円
上値抵抗70.038
均衡66.249
下値支持63.219
テクニカル、ファンダメンタル、値ごろ感、経験則などほとんどが無力に感じられる激烈なマーケットの動きが続きます。
市場の極端な動きの背後には当然ながら国際的な動き、各国の思惑、駆け引きがあります。
SNSにはそうした各国の動きについて「トンデモ異論」が飛び交っていますが、その中で「なるほど」と思える意見も見受けられ、トレーディングのためのシナリオメイキングの参考になります。
ある意見では「今回の騒動は練習であり、どこの国がどう対応するかの取材が目的ではないか」というものがありました。なるほど。よくそういう手法が使われるので一考に値します。次に本番が待っていると恐ろしいですが、予行演習だった説にはなるほど、と思いました。
それを企画するのはだれか? どこの国か? と考えさせられますが、同じタイミングでヒントとなるニュースも見つけました。警視庁が捜査し、関係者が3月11日に逮捕された事件です。横浜の機械メーカーが違法と知りながら何度も乾燥噴霧器を輸出していたのです。
いったい何のために感度もそうしたものを輸出するのか? 液体を乾燥させ、噴霧することができる、となれば、今、多くの人が神経質になっている把手がついているタイプのコロナウイルス噴霧に使われたら脅威で、大変な事態となってしまいます。
ただでさえ、把手がついているタイプのウイルスは衣類やカバンなどにくっついて各所に運ばれ、いくら手洗いをしても共用施設のドアノブ、ボタン、手すりなどに付着することが言われています。
そうしたものが意図的に噴霧されたら考えただけでもとんでもない事態を招きます。それが予見されるからこそ国の輸出禁止対象だったのに、なぜ?
大金を積まれての輸出だったのでしょう。そうだとすると経営者は倫理観より利益だったんですね。
この事件の続報を待ちたいものです。
それにしても異常な状況です。日本政府は中小企業やフリーランスにも補助金を出すということですが、仕事の現場がストップすれば消費に甚大な影響が出るほかに政府税収が大減少し、数年後にも悪い円安が始まってしまいます。
2011年東日本大震災後のマーケット展開を参考にすれば、しばらくはしつこい円高が進行する可能性がありますが、その後は一転、円安に変わる可能性を検討しておきたいですね。株価も不安定で、世界のトップの顔ぶれも変わるかもしれません。
複合ショックが続くとマーケットは想像外の価格まで落ちていきます。予断は禁物と心得て証拠金を飛ばさない工夫をして次の新たな動きに乗っいていく準備をしたいものです。