次の更新までの各通貨の予想レンジは以下の通りです。
●ドル円
上値抵抗106.203
均衡104.254
下値支持103.122
●ユーロ円
上値抵抗126.097
均衡123.758
下値支持121.566
●豪ドル円
上値抵抗78.653
均衡75.552
下値支持72.373
バイデン氏に米一般調達局が初期費用の移行を開始したことと時期を合わせるように日米株価は指標ベースで上昇し、アメリカ大統領選挙における不透明感を吹き飛ばした格好になっています。
しかし、現地にいる人からは「選挙を正しくカウントしよう」という運動が共和党、民主党支持者問わず声が上がっているらしく、一般調達局のバイデン氏への対応もよく聞けば違うニュアンスとなっています。
一般調達局の局長はバイデン氏側のリクエストを拒否し続けた結果、脅迫にさらされており、それを見かねたトランプ氏が「初期費用は渡してよし」と指示したというのです。
局長は「誰からの指示も受けていない。自分の判断で正当なプロセスを経て選ばれた大統領に移行手続きをすべく、状況を見守ってきた」とバイデン氏にあてた書簡を公開し、かえってその行為で局長が家族とともに激しい恐怖にさらされ日々、戦々恐々と暮らしていたことが明らかになってしまっています。
選挙結果を巡っては裁判所が相次いでトランプ弁護団の要請を受けて公聴会を開く決定をしており、場合によっては結果が覆る可能性だってあるかもしれないとの予想も出ています。
今後の裁判闘争の過程で、バイデン氏側に不利な証拠が示される可能性もあり、その証拠いかんによっては「そんなだったら投票相手を変えていた」という国民が、現在起こっている「選挙を盗ませない」運動に加わる可能性もあり得るでしょう。
選挙前にはネットやメディア中心に膨大なアンチ・トランプ宣伝がなされており、それだけの資金提供ができる大物が背後にはいるのではないかとの噂も。
というわけで、大統領選挙後、アメリカでは劇場型の二幕目が始まったばかり。その間隙を突くように中国外務大臣が日本を訪問。
なにやら、アメリカの混乱を中国流のやり方で活用しているように感じるのですが、まずは12月14日に米選挙人が大統領選挙に選挙できるかどうかを見守りたいところです。
選挙人が選挙できるかどうかの決め手は表に示した通りです。
まだまだ引っ張る米大統領選結果。その間にマーケットがどう変動するか、油断禁物ですね。