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第886回 2020年12月10日~16日までの為替見通し

2020年12月10日

次の更新までの各通貨の予想レンジは次の通りです。

●ドル円
上値抵抗105.549
均衡104.356
下値支持102.482

●ユーロ円
上値抵抗127.830
均衡125.300
下値支持124.151-122.851

●豪ドル円
上値抵抗80.144
均衡77.724
下値支持75.744

米大統領選挙結果を50州が承認した後、「もう、大統領選挙結果に影響を与えない」との判断から「バイデン氏の子息、バイデン・ハンター氏問題の捜査が始まった」と報道されるようになりました。
バイデン・ハンター氏は弁護士であり、実業家でもあり、親子といえども別会計と主張するバイデン氏ですが、氏の関与があれば、副大統領職の時期、汚職にかかわったことになります。
その捜査が始まった背景にはトランプ氏側、あるいは共和党側の働きがあっただけでなく、中国の力も及んでいる可能性もあるのではないでしょうか。

なにしろ、習近平氏の国際戦略をサポートする北京大学国際関係学部副部長氏がバイデン政権について「この40年間、我々は上層部に食い込んでアメリカを中国の意にかなうようにコントロールしてきた。ただこの4年、トランプ氏だけはコントロールできなかった。だが、バイデン氏が選ばれた。彼なら大丈夫だ」と大勢の聴衆の前で話し、それが動画になって流れているのです。
この副学長は講演録と思われる動画で、あからさまに「札束が一つで足りなければ二つ用意すればよい」などとも話しおり、バイデンさんにはハンターさんともども、ひやひやものだと思います。

副部長は「中国に厳しい政治をするようなら、ハンター氏にしてきたことをいつでもオープンにするよ」と暗に示し、バイデン氏をコントロール下に置こうとしているかもしれません。

ビル・クリントン氏が大統領就任後から、スキャンダルに悩まされ続けたように、バイデン氏も例外ではないかもしれません。

メディアでは「確報」も同然に伝えられているバイデン政権ですが、無事に2021年1月20日の大統領就任式に氏がたどり着けるかどうか、なお、心もとないのです。

得票数で現職トランプ氏と接戦を演じた州に対し、他の州から「我々は問題の投票機を吟味し、不確かな点があるとして採用しなかった。しかし、不正が指摘されている州は吟味せずに機械を導入し、選挙結果に不確実性をもたらした」として憲法のもと不平等だとして連邦最高裁判所に4州を提訴したと報じられています。

また、接戦州だったジョージア州が一転、不正選挙を認めたという話も共和党議員のツイートに挙がり、憲法研究の重鎮は法に照らしてトランプ氏の主張をサポートするような発言もされており、不確実な部分が残されています。

ただし、バイデン氏の汚職が明らかになっても大統領選挙結果には影響しないとも言われています。

いずれにしろ、アメリカの現在の不確実性が相場に変動をもたらす可能性は考慮しておくべきです。

岩国での米軍戦闘機の練習状況、アメリカ国内における同戦闘機配備状況から何か起きるのではないかという指摘も出ています。これもどの程度、重きを置くべきなのか、判断がむつかしいですね。

ECB政策金利、12月11日のSQへの注目度もアメリカ大統領選挙後の米中の動向、争点を前にかすんでしまっているような印象を受けます。

来年の1月20日当日、米大統領就任式に出るのはバイデンさんで本当に決着するのか、アメリカの憲法解釈問題もはらんで相場ネタとしてまだまだ、引っ張られそうです。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】


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