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第887回 2020年12月17日~23日の為替見通し

2020年12月17日

次の更新までの各通貨の予想レンジは以下の通りです。

●米ドル円
上値抵抗105.420
均衡103.943-104.950
下値支持102.734-101.056(中期的にドル安円高傾向が続くとています)

●ユーロ円
上値抵抗128.235-128.980
均衡127.868-125.109
下値支持123.421

●豪ドル円
上値抵抗81.984-79.386
均衡78.340-76.628
下値支持75.981-75.504

12月14日のアメリカの選挙人選挙でバイデン氏が次期大統領にえらばれたと伝えられますが、7つの州が11月3日の選挙結果による選挙人ではなく独自の選挙人を選び、トランプ氏への投票をしたといわれます。
そうしたところでバイデン氏の勝利は変わらないという説と1月6日にその選挙結果を見てみないと「バイデン確報ではない」とする意見、確報を否認することも可能性としてあるとの各説が伝えられています。
なおも次期大統領就任式までの不確実性があり、マネーマーケットに影響するとみておく方がいいのかもしれません。

また、バイデン氏が就任式を迎えられたとしても、トランプ氏は就任式には出ず、フロリダに移動し、同日、2024年の大統領選挙への出馬を表明するという話もあります。

バイデン氏の前途には、このほど主要メディアの俎上に載せられ始めた子息ハンター・バイデン氏の不正に親子ともども、かかわっていたのではないかとの疑惑を伴い、前途多難な船出となりそうです。
そんな最中、「実は自分は大統領就任後、2年で病気で政権を副大統領に譲ることになっている」とポロリと話してしまったという話も伝えられます。

穏健リベラリストとして大統領選挙を戦い、勝利したら役割は済んだのだ、といわんばかりの話に聞こえ、アメリカのこの先には何やら、私たちが驚かされるような展開がありそうな気がしてなりません。

「ホントの敵はロシア」とのプロパガンダも言われ始めているそうで、それが仮にこれまでトランプ氏に制裁され続けてきた中国の知恵なのだとすれば、数年後の覇権国家は知略にとんだ中国がなる可能性もありそうです。

そうなると米ドル、ユーロ、豪ドルの水準は大きく変化しそうですね。米中関係とアメリカ大統領周辺の報道にはよく、耳をそばだてていたいと思います。

バイデン氏のアメリカが始まると、アメリカの力は弱まるのか?
あるいは、中国とのビジネスで共存共栄が図られ、経済的にトランプ時代より向上するのか?

まだまだ、見通しのつきにくさが付きまといます。
目下のところ、ドル円はひっそりと103円台に移動。

チャートトレンドを見る限り、私には中長期的に100円前後を目指す足取りに見えます。それがゆっくりしたトレンドなのか、急激なものかはまだわかりませんが、来年1月6日開催のアメリカ議会で何かがきっかけとなって急激にドル安円高に引っ張られる可能性も考慮し、休みの時を狙って仕掛けてくる投機家の動きともども、注意しておくに越したことはありませんね。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】


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