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第891回 2021年1月21日~27日までの為替見通し

2021年01月21日

次回の更新までの各通貨の予想レンジは次の通りです。
●米ドル円
上値抵抗104.480
均衡103.806
下値支持102.803

●ユーロ円
上値抵抗127.044
均衡125.109
下値支持124.514

●豪ドル円
上値抵抗84.416
均衡78.516
下値支持76.818

 アメリカでは何事もなく政権移行が終了。
 バイデン政権ではインフレ政策をとり、最低賃金の引上げや200兆円もの経済対策に取り組むとして、株価は上昇傾向継続。為替も心配された変動もなく安定的に推移しています。
 ただ、今後、国民のもやもや感がどうなるか、注目ですね。

 正当に数えられた票では地滑り的勝利だったという考えから敗北宣言をせず、「また近いうちに合おう」との言葉を残してワシントンを後にしたトランプ氏。帰りついたフロリダでは熱烈な歓迎を受け、地元州議会では国道の名前を「トランプロード」にしたいとの提案が上がっているとか。
 今回は得意の手法だったSNSを封じられたり、支援者だったラスベガスサンズの創業者やスイス・ロスチャイルド銀行の継承者ベンジャミン・ロスチャイルド氏が急死したりと不運続きだったことから、体制を立て直して2024年大統領選挙に出るのではないかと今からもう期待されているようです。

 その布石となりえる機密文書開示も大量に実行したことからそれがバイデン政権にどんな影響を与えるか、今後、注目しておきたいと思います。

 さて、バイデン政権での新財務長官、イエレン氏は「感染症撲滅を第一義に据える」と承認公聴会で表明しており、金融緩和は続きそうです。
 インフレ政策をとった近年の先進国例としては日本のアベノミクスがあり、同じような道筋をたどるとすれば当面、ドル安傾向が期待できるでしょう。

 ただ、バイデン氏の息子への疑惑や機密解除で明らかになった副大統領やクリントン夫妻の不正ビジネスの問題など、バイデン氏の船出は必ずしも順風満帆ではない状態です。
 ハネムーン期間が終わるころ、膨大な機密解除文書の全容が明らかになり、国民からの不支持が広がれば政権にはダメージ。マネーマーケットにも響いてくる可能性もあるでしょう。

 ハネムーン期間はおおむね5月までには終わります。それまでにいかに周囲が納得する大統領ぶりを発揮できるか、世界がかたずをのんで見守っていますが、大丈夫でしょうか。
 まれにみる高齢大統領バイデンさん。
 ドル円相場にもかかわるだけに失言や先般のように「ここはどこ? 私は何してる?」と受け取られかねない挙動で上げ足を取られないよう、しっかり頑張っていたたきたいものです。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】


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