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第894回 2021年2月17日~24日までの為替見通し

2021年02月18日

次の更新までの各通貨の予想レンジは以下の通りです。

●ドル円
上値抵抗 107.082-106.763
均衡 105.286
下値支持 104.883

●ユーロ円
上値抵抗 128.587
均衡126.769-126.216
下値支持125.188

●豪ドル円
上値抵抗85.770
均衡-81.894 -84.220
下値支持76.818-78.933


円安進行が継続しています。
折からのカネ余り。東京駅周辺の不動産が流動化していることと併せて考えると、資産運用先を求めて日本買いに動く運用者にとっては高いドルで安い円資産を買うのに割安度が増し、大歓迎という状況でしょう。

そして、日本では政治家の刷新が進みそうな気配です。
有力政治家から代替わりが進めば、日本資産の割安取得を企画する側にとって、より、やりやすいのかなと思います。

第二のモリカケの声もある事案で首相が窮地に立たされています。制作会社勤務の首相長男と国の機関の交流は問題ではないのかと国会で追及の構えを見せる野党。

選挙を意識して、ここは追及の手をゆるめるまいとしているのでしょう。

実力者で東京五輪の組織委員長の森元首相も発言内容から降板を余儀なくされたばかり。

政治家は言葉が去就のきっかけになることがあり、要職にある人は心しなければならないのですが、その点、アメリカ新大統領バイデンさんの場合、大問題発言を生放送でしてしまったとか。しかし、今のところは大問題にはなっていない様子です。

生放送に出演した際、高齢故か、人柄なのか、もともとそういう資質なのか、誤認を問われる発言や差別的な表現を連発。SNSでは黒人からも低所得者層からも冷めた目で見られていますが主要メディアは静観中のようです。

これがトランプ大統領であれば大批判されるところでしょうがなぜか大手メディアは沈黙です。

一方、メディアでたたかれ続けたものの、弾劾で無実が確定したトランプ氏は地元フロリダで今も大人気。2月15日の大統領の日に突然、支持者集会に表れ、大いに盛り上がった由。トランプ氏が新党を組成したら共和党支持者の6割は支持するといわれるのもうなずける人気度なのです。

 だからこそというわけか、民主党はトランプ公職復帰阻止をすべく、なおもペロシ下院議長らが画策しているといわれます。ところが、その民主党にも不都合な真実が。1月6日の議会暴動者に資金援助していたと暴露されたり、警備要請の必要がないとしたペロシ氏のリーダーシップ問題が指摘されたりとトランプ氏の足を引っ張っている場合かという状況のようです。

日米のこうした国内状況をしり目に着々と活動中なのは中国です。中国製ワクチンの輸出、バイデン政権の親中要職者とのパイプ強化など、「2049 偉大な中国の実現」に向かって余念がありません。

その中国は2022年北京冬季オリンピックを機にデジタル人民元を企画しているといわれます。
するとドルはどうなるのか?
ドル基軸通貨体制にどのような影響をもたらすか、それこそが「灰色のサイ=動き出したら大きな存在感=リスクのたとえ」ですが、マネーマーケットの活況に投資家の多くは「今そこにある危機」より、利益の獲得に余念がないようです。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】


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