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第898回 2021年3月18日~24日までの為替見通し

2021年03月18日

次の更新までの各通貨の予想レンジは以下のとおりです。

●ドル円
上値抵抗109.719
均衡107.783
下値支持106.977

●ユーロ円
上値抵抗131.591
均衡128.246
下値支持127126

●豪ドル円
上値抵抗86.546
均衡83.764-82.989
下値支持80.672


株式市場においては3月のメジャーSQに続き、FOMCも終了。「イベント消化感」が広がっています。
FOMCについては、予想されたことですが、パウエル議長は「景気支援にあらゆる手段を行使する姿勢」を表明。
「新型コロナウイルス感染拡大が収束に向かうに従い、今年の米経済成長率とインフレは大きく上昇する」との見方を示したものの、今は急な措置はとらないとみられます。
2023年末まで金利引き上げはないと考え、今は「走ってもよい」とFOMCの政策を楽観的に受け止めている人も少なからずいるようです。

が、何か不確実なものはないのか?
気になるところですが、バイデン政権発足後、初の外国要人との会談相手として日本の菅総理が選ばれた点で、対中問題で日米が今後、中国とどう接していくのか、その点は気にしておきたいですね。

菅氏といえば氏がかつて大臣をつとめた総務省役職者と日本の通信キャリア関係者との会食が官民癒着の疑いありとして盛んに伝えられています。

菅氏訪米前のこのタイミングで政権へのダメージを確信犯的になされたリークなのであれば、五輪周辺の不祥事と合わせて、背後の存在が見えてくる気がします。
アメリカでは「5月に株を売れ(Sell in May and go away)」という相場格言がありますが、今年の順風満帆な投資環境が果たして5月以降も続くのか、周囲の雰囲気に流されず自戒しておきたいと思います。

政界と金融マーケットの共通点は「一寸先は闇」
今週のレンジは反動としての水準調整の意味で先週より若干のドル安円高方向にレンジ予想をしました。

油断、予断を排して、相場環境やリスクとうまく付き合いたいと思います。

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プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】


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