FX・CFD・証券取引のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

為替の話・トレンドを掴め!

最新の記事

第910回 2021年6月17日~24日までの為替見通し

2021年06月17日

次の更新までの為替見通し

●ドル円
上値抵抗112.126-112.596
均衡110.263
下値支持109.497

●ユーロ円
上値抵抗133.653
均衡132.391
下値支持131.913

●豪ドル円
上値抵抗86.722
均衡84.922
下値支持83.033

投機筋にとって「何かのきっかけ」は恰好の商機です。トレーディングで利益を得るためには他の参加者の見通しに強いバイヤスをかけ、慌てふためいたトレードによって実現する価格を最大限に生かし利確チャンスにするわけです。

その点で6月16日(日本時間17日午前3時)のFOMC(連邦公開市場委員会)は外せない一大商機です。
FOMCでのパウエルFRB議長の発言内容には、ゼロ金利維持・量的緩和継続の現行・金融政策の変更はなく、今後についても「経済指標をみて行動していく」との「今まで通り」のラインと3月時点で24年以降と見込まれていた利上げ再開を2023年中に前倒す見通しを示す2つのラインが示されました。
もちろん、投機筋にとっては「変化こそチャンス」ですから「テーパリング議論を始めた」という点に重点を置いたトレードが活発化。株価にも影響が出ました。

FOMCメンバー18人のスタンスにも変化が見られました。
18人のうち13人が23年末までの利上げ再開を見込み、前回3月の7人からほぼ倍増の72%の支持になりました。
22年中の利上げを見込む参加者も全体の四割に相当する7人に。前回の4人から増加です。

政策金利見通しは23年0・25%幅の利上げを2回実施すると想定されました。
利上げに先立ち、まず、量的緩和の縮小に着手するようで具体的な縮小時期は経済の進展状況を確認しながらと表現されました。

ドル高円安が一気に進みそうな内容ではありますが、一方向に偏り過ぎるのも投機筋の思うつぼ。警戒も必要かと思います。
相場を大きく動かすのは常に「先行き」と「サプライズ」。相場が「思っていた方向」とは違う何らかの展開が起こりえることもあり得る点は忘れたくありませんね。

それは何か?
変数としてのコロナ以外にG7後の各国首脳の行動から推測してみる手があると思います。
バイデン米国大統領がプーチン露大統領と初会談し、プーチン氏が安倍氏の時と違って時刻通り会談に応じた背景にはG7による対中包囲網においてロシアにメリットのある大きなディールが持ち掛けられた可能性を感じます。

かつて、オバマ大統領と習近平中国主席との間には「大西洋は広い」としてG2構想があったようですが、アジアにおいて中国の現状変更が行き過ぎないように、今回の会談で米ロの展望を共有したかもしれません。
日本が草刈り場としてその流れで損しないように、そして、何か変事で為替方向が思わぬ方向に行かないように注視したいですね。

このページの先頭へ

このページの先頭へ

プロフィール

  • 著者近影 木村佳子(きむらよしこ)
    ・経済評論家 (専門分野)個人投資家向けの資産運用、投資情報分析。 ・日本IRプランナーズ協会CIRP(同協会 理事) ・日本ファイナンシャルプランナーズ協会上級資格/CFP取得/ ・国家資格/一級FP技能士 ・国際テクニカルアナリスト連盟認定MFTA ラジオ日経社において個人投資家向け経済情報番組のキャスターを担当。現在、経済アナリスト、資産運用アドバイザー、評論家として活躍。経済誌、マネー雑誌等で執筆機会が多く、国内外で講演。公的機関、大学などで講師も務める。多摩大学大学院経営情報学研究科博士課程前期終了・経営情報学修士MBA。2015年、早稲田大学大学院フアイナンス研究科修了(学位/専門職MBA/フアイナンス修士)。 【公式HP:木村佳子のマネープラン※当社管理外のサイトに遷移します】


FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引および証券取引に関するご注意

パートナーズFX、パートナーズFXnanoおよびCFD-Metalsは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格とには差額(スプレッド)があります。

取引手数料は無料です。ただしパートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの受渡取引に限り、1通貨単位あたり0.10円の手数料をいただきます。

パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの取引に必要な証拠金は、取引の額の4%以上の額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。法人コースの建玉必要証拠金金額は原則、一般社団法人金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額とします。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。

CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。 国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.75%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,750円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。

取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
〈加入協会〉日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会