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第200回 ~ヘッジファンドの情報戦略~

2016年06月15日

ドル円が106円を挟んで神経質な値動きが続いている。週初13日に、5月3日(105.55円)以来の106円割れとなった後、14日には105.62円と今年2番目の水準まで売られた。その要因は、いうまでもなくBREXIT(英国のEU脱退)の可能性が高まったことであるが、もう一つの要因として、ヘッジファンドの盟主ジョージ・ソロス氏の現役復帰宣言があると考えている。


離脱派の勢いが勝ってきたことから、円相場は今にも年初来高値を付けそうな地合いだが、今のところ106円ばさみの一進一退となっている。これは今日明日と日米の金融決定会合の発表があり、その結果待ちをしていることが大きい。その意味で発表後に大きく動く可能性を秘めていると予想できる。


市場の大多数は、イエレン議長が講演で英国はリスクだと発言したこともあり、日銀、FOMCとも今月は動けないだろうとの見方だが、一方で、特に黒田日銀は、それだからこそ何か発表するのではないかと、期待(懸念)しているところも一部にはある。


FOMCでは、6月の引き上げの可能性は限りなくゼロに近いが、イエレン議長が記者会見(日本時間で明朝3時半から米議会TVのC-SPANで実況中継予定)で、利上げの可能性に具体的に触れるかどうか、気になるところだ。


昨日発表された、5月米小売売上高が前月比+0.5%と予想(+0.3%)以上の増加となり、この数字を受けてアトランタ連銀の計算している第二四半期GDPナウは2.5%から2.8%に上昇した。またCMEグループのフェドウォッチによれば7月の利上げの可能性について、17%から21%に上昇した(ただし1か月前の46%に比べると半分以下)。イエレン議長発言に市場の注目度も高まってきた。


さて、ソロス氏の現役復帰発表であるが、確かにショート派にとって追い風になっていると思われるが、本当にそうであろうか。ややうがった見方ともいえるが、筆者はヘッジファンドを運営している友人から、思いがけない掟を聞いたことがある。それは「知っていることは誰にも言うな。金のなる木を見つけたら、黙って仕込め」。そして「利益を確定したいときに、自分の手の内を明らかにせよ」という言葉であった。


その言葉を当てはめると、ソロス氏が、英ポンドやユーロの売り(円買い)や株売り仕込みを終え、大きな利益を確定する段階にきている可能性もある。とすれば、今後1週間で大きな下落場面があれば、それが最終局面となることになる。


13日に発表になった英国世論調査では、最初の1社(ComRes)が残留派が優勢であったが、あとで発表になった2社(TNS,ICM)3件ではいずれも離脱派が優位となった。今後も注目していかなければならないが、たとえ離脱となった場合でも実際に脱退するのは2年後の話である。


その意味で、脱退の是非を問う国民投票までと、その後の動きは分けて考えていかなければならないので、残留が決まったからと言って安心してはいられない。他国への波及があることも考えられ、ユーロの軟調は継続していくとみている。


今後1週間のドル円の相場レンジは、104.80-106.50円と予想。ユーロは、対ドルでは、1.1100-1.1300、対円では117.50-120.50と予想している。

(2016/6/15、小池正一郎)


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プロフィール

  • 著者近影 小池 正一郎(こいけしょういちろう)
    グローバルマーケット・アドバイザー。1969年日本長期信用銀行(現・新生銀行)入行後、資本市場部長、長銀証券常務などを歴任。1998年よりUBS銀行外国為替本部在日代表、シティバンク・プライベートバンクを経て、2006年より2015年6月までプリンシパリス.日本代表(国際金融政治情報コンサルティング会社、本部英国ロンドン)。外国為替コンサルタント、ファイナンシャル・プランナー(CFP(r)認定者)。ブログ執筆中(牛誰人のブログ・小池正一郎の世界経済大観)。新潟県出身(関川村ふるさと大使)。

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