FX・CFD・証券取引のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

FX・CFD・証券取引・外国為替のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

市場養生訓

最新の記事

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

第611回

2016年03月01日

 つまらないイベントと分かっていてもイベントにはちょっと顔を出したくなるのが人情だ。週末のG20はその典型だった。


 サブプライムローンの破たん、リーマンショックと続いた金融危機後、世界が危機意識をかってなく強く共有したときでさえG20は経常収支の数値目標で合意できなかった。G20が機能しないことが明らかになった。


 まして今回は各国の問題意識がばらばらだった。金融市場の波乱、低成長、デフレの脅威、資本流出ということで憂鬱な気分は共有していたものの、とても具体的なアクションをまとめるという次元ではなかった。参加者の誰も期待していなかったろう。豪華な中華料理も期待できなかった。


 だからG20の共同声明が空虚でも市場参加者は大した失望をしたわけではない。もうG20が上海で開かれたことすら記憶の片隅に追いやられている。


 ということは、為替はG20の前の傾向が今後も続くとみる方が自然だ。特に円は米国事情のドル安で買われ、安全通貨としてリスクオフで買われ、ECBの金融政策と英国のBrexit(EU離脱)でも買われる。


 最後の点は円の流動性が高いためだ。ユーロやポンドを売る人はとりあえず対ドルで売る。市場に十分な流動性があるからだ。ただドルばかりだとドルのリスクが大きくなるし、一通貨ペアの限度額を組織的に設定されている場合もある。そうなると次に流動性の高い通貨ペアのポジションをとる。ユーロ円は非ドル通貨ペアの中では最も流動性が高い。ユーロポンド、ポンド円が次いで高い。


 つまり現在は円を買う理由がたくさんある状況だ。日本がマイナス金利を導入して円安パワーをチャージしたが、現在は4対一で綱引きをしているようなものだ。米国事情、安全通貨、ECB,Brexit VS 金利差


 金利差は強力なので孤軍奮闘引きずられながらもなんとか頑張っているが、円安方向に戻すにはマイナス金利を拡大してさらにパワーアップするか、新たな味方を加えるしかない。一番効果的なのは敵陣営を味方につけることだ。一番いいのは米国事情がドル高に変化することだが、これは今のところ五分五分の可能性だ。他の三つはとりあえず円安陣営に寝返る可能性は少ない。

このページの先頭へ

2017年11月07日
2017年10月31日
2017年10月24日
2017年10月17日
2017年10月10日

このページの先頭へ

プロフィール

  • 著者近影 小口 幸伸(おぐちゆきのぶ)
    1950年生まれ。通貨・国際投資アナリスト。 元ナショナルウェストミンスター銀行国際金融本部長。 横浜国立大学経済学部卒業後、シティバンク入社。変動相場制移行後間もなく為替ディーラーとして第一線で活躍。シティバンクのチーフディーラーとなる。その後ミッドランド銀行為替資金本部長を歴任。

コラム一覧

鈴木郁雄の実践トレーディング 外国為替古今東西 行天豊雄 外貨投資 転ばぬ先の智慧 田嶋智太郎
市場養生訓 小口幸伸
為替大観 小池正一郎
為替の話・トレンドを掴め! 木村佳子
武市のなぜなにFX 武市佳史

FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引および証券取引に関するご注意

パートナーズFX、パートナーズFXnanoおよびCFD-Metalsは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格とには差額(スプレッド)があります。

取引手数料は無料です。ただしパートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの受渡取引に限り、1通貨単位あたり0.10円の手数料をいただきます。

パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの取引に必要な証拠金は、取引の額の4%以上の額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。法人コースの証拠金は、取引の額の4%の額と、金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額のうちいずれか大きい額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。

CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。 国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.7%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,700円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。

取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
〈加入協会〉日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会

このページの先頭へ