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為替イブニング海外市場2022年6月10日

2022年06月10日
(コラム執筆時間:19時30分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円133.00~134.80
ユーロ円141.00~142.80
ユーロドル1.0530~1.0700
豪ドル円94.30~96.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

市場の関心が急ピッチのインフレ上昇率に困惑を極める中、各中銀は温度差こそあるものの、政策金利の変更を迫られていることは間違いない。とは言え、FRBの更なる追加利上げが確実視されている以上、ドル買いが進行しやすい外部環境である。そんな中、東京株式市場は前日比422円安と2万8000円台をあっさり割れて引けるなど、金利上昇のダメージを受けている。依然として、ウクライナ情勢の長期化や中国サブプライム問題等が払しょくできていない以上、各国とも安易な金融引き締め策に踏み切れない側面がある。当面、今晩発表される5月の米消費者物価指数に注目が集まるが、事前予想では前年比8.3%上昇、コアは前月の6.2%から5.9%への低下予想となっている。その後発表される6月の米ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は58.1と前月の58.4を下回る見込みであり、一部では、7月及び8月にはインフレはピークアウトするとの希望的観測もある。引き続き株式及び為替市場は米金利動向に振り回される展開が否めないが、相場が大きく動意づいてからの始動を心掛けるのが得策であろう。

一方、ドル円は、134円前後で右往左往しているが、利食いと損切り、そして、実需売買も絡み、どちらに転んでも何ら不思議ではない相場環境にある。引き続きレンジ幅ドル円133.00~134.80円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルはECB理事会がタカ派なのかハト派なのか判断しかねるが、米国の利上げ観測が一歩リードしている関係上、戻り売りを優先している。引き続きレンジ幅1.0530~1.0700を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、133円前後から押し目買いと共に、134円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.05台半ば割れから押し目買いと共に、1.07前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円135円台を視野に、同レベル前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は133円前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、買い材料も乏しく、引き続き戻り売りを優先している。現状ではユーロドル1.07前後からナンピン売りと共に、1.05台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円133円前後ではロング、135円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は141円前後から押し目買いと共に、143円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は94円台半ば前後から押し目買いと共に、96円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円132.70135.00
ユーロ円140.70143.00
ユーロドル1.04801.0730
豪ドル円94.0096.50

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

2022年6月収支経過(01~10日) 
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥215,000
ユーロ円-¥115,000+¥95,000
ユーロドル+¥50,000(+ドル350)
豪ドル円-¥55,000+¥85,000
前日の売買 東京市場
ドル円買い50,000★133.70
ユーロ円買い50,000★△143.30(143.80ショートカバー)+¥25,000
前日の売買 海外市場
ユーロ円売り50,000★144.00(SL144.50買い)
ユーロドル買い50,000☆1.0630(SL1.0580売り)
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000134.80(SL135.30買い)
ドル円買い50,000☆133.50(SL133.00売り)
ユーロ円売り50,000143.30(SL144.80買い)
ユーロ円買い50,000★△142.60(144.00ショートカバー)+¥70,000
ユーロ円買い50,000☆141.80(SL141.30売り)
ユーロドル売り50,0001.0700
ユーロドル買い50,0001.0550(SL1.0500売り)
豪ドル円売り50,00095.80(SL96.30買い)
豪ドル円買い50,000★△95.10(96.80ショートカバー)+¥85,000
豪ドル円買い50,00094.30(SL93.80売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000134.50
ドル円買い50,000133.00(SL132.50売り)
ユーロ円売り50,000142.50
ユーロ円買い50,000141.00(SL141.00売り)
ユーロドル売り50,0001.0700
ユーロドル買い50,0001.0530(SL1.0480売り)
豪ドル円売り50,00096.00(SL96.50買い)
豪ドル円買い50,00094.50(SL94.00売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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