鈴木予想レンジ
通貨ペア | 予想レンジ |
---|---|
ドル円 | 140.50~143.00 |
ユーロ円 | 155.50~157.50 |
ユーロドル | 1.1000~1.1150 |
豪ドル円 | 94.30~96.00 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
来週のFOMCを前にして、相対的に市場は緊張感を強めている。ただ米債券利回りの下げ渋りを踏まえて、最小限の0.25%利下げとなる確率が高まっており、FRBの利下げペースは緩やかなものになるとの見方が少なくない。このためNYダウも前日比235ドル高と堅調に推移してはいるものの、米8月生産者物価指数の伸び率鈍化や米新規失業保険申請件数の冴えない結果などを背景に、ドルの戻り売りが優先されている。さらに昨日は田村日銀審議委員が将来的に少なくとも1%程度まで利上げが必要というタカ派的な発言もあって、一旦ドルを手仕舞う動きが優勢になっている。相対的には節目のドル円140円、そしてユーロドル1.11台が意識されつつあるが、様々な不安材料が回遊しており、安易にどちらにも仕掛けづらい側面が強い。引き続き相場の動意を待ってからの始動が得策であろう。
一方、ドル円は不安定な株式市場や日米金利動向を背景に、上下動を繰り返している。それでいて日米金利差縮小期待を背景に、依然として戻り売りが優先されている。引き続きレンジ幅ドル円140.50~143.00円まで拡大し、同レベル前後から少なめのナンピン売買で対応することが賢明であろう。
他方、ユーロドルは事前予想通り、ECBが0.25%利下げを実施した。ただFOMCの金利動向を見極めたいとの思惑があり、改めて1.10前後での底堅さが意識されている。引き続き直近のレンジ幅ユーロドル1.1000~1.1150を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、140円台半ば前後から押し目買いと共に、143円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.10前後から押し目買いと共に、1.11台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は戻りの鈍さを意識しており、ドル円143円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は140円割れを意識しつつ、140円台半ば前後から少なめの押し目買いで対応している模様。
●海外勢によれば、方向感に乏しい中、米ドル主導の展開となっている。ただFOMCの結果待ちでもあり、現状では拙速的な下値トライは慎重になっている。ユーロドル1.10前後から押し目買いと共に、1.11台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。
●クロス円は、ドル円140円台半ば前後ではロング、143円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は155円台半ば前後から押し目買いと共に、157円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は94円台半ば割れから押し目買いと共に、96円前後からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 140.00 | 143.50 |
ユーロ円 | 155.00 | 158.00 |
ユーロドル | 1.0950 | 1.1200 |
豪ドル円 | 93.90 | 96.50 |
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
市場のストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 140.00 | 143.50 |
ユーロ円 | 155.00 | 158.00 |
ユーロドル | 1.0950 | 1.1200 |
豪ドル円 | 93.90 | 96.50 |
現在のポジション
No position |
2024年9月収支経過(02~13日)
通貨 | プラスマイナス | 前日比 |
ドル円 | +¥75,000 | |
ユーロ円 | +¥200,000 | +¥100,000 |
ユーロドル | ||
豪ドル円 | -¥60,000 |
前日の売買 東京市場
ユーロ円売り | 50,000 | ★△157.50(155.50ロングカバー)+¥100,000 |
前日の売買&予定 海外市場
出来ず Nothing done | ||
ドル円売り | 50,000 | 143.50(SL144.10買い) |
ドル円買い | 50,000 | 141.50(SL140.80売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 158.00(SL158.50買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 156.30(SL155.80売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.1100(SL1.1150買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.0960(SL1.0910売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 96.00(SL96.50買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 94.30(SL93.80売り) |
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り | 50,000 | 143.00(SL143.50買い) |
ドル円買い | 50,000 | 140.50(SL140.00売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 157.50(SL158.00買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 155.50(SL155.00売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.1150(SL1.1200買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.1000(SL1.0950売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 96.00(SL96.50買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 94.30(SL93.80売り) |
記号・略称解説
ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。