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為替モーニング東京市場2022年3月16日

2022年03月16日
(コラム執筆時間:09時29分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円117.50~118.70
ユーロ円129.30~130.50
ユーロドル1.0900~1.1030
豪ドル円84.30~85.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

依然として、ウクライナ情勢が懸念されているが、目先の関心は今晩の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表に集まっている。市場ではパウエルFRB議長が0.25%の利上げに踏み切るのが妥当と判断しているが、その後の利上げ回数まで言及するかはかなり懐疑的になっている。そんな中、米国株式市場では原油価格が100ドルを下回ったことも好感されており、NYダウは前日比599ドル高と反発している。ただ米10年債利回りが2.1%台で高止まっているなど、依然として、先行き不透明感がマーケットを席捲しており、再び有事のドル買いに傾斜していると言わざるを得ない。いずれにしても、ロシアのウクライナ侵攻や中国経済が再びロックダウンに追い込まれるなど、世界経済の不透明感が増幅している関係上、今後も株式並びに原油価格の不安定な状況が続く可能性が高い。短期筋としても積極的にポジションを取り切れない状態にあり、引き続き相場が大きく動意づいてからの逆張りに専念することが得策であろう。

一方、ドル円は118円台半ば前後と約5年ぶりの高値圏で推移しているが、早くも120円前後からのリバウンド相場への警戒感を強めており、さらに買い上がる雰囲気は損なわれている。反面、日米金利差拡大を背景に底堅い展開は変わっておらず、引き続きレンジ幅ドル円117.50~118.70円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは、ウクライナ情勢に対する警戒感もあり、米ドルの買い戻しに圧される格好で再び1.100割れへと下落基調を強めている。ただ、割安感の買い戻しも散見されており、拙速的な下値トライは慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0900~1.1030を重視し、同レベル前後からナンピン売買で待機することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、117円台半ば前後から押し目買いを勧めると共に、118円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.09前後から押し目買いと共に、1.10台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は昨日と同様、ドル円118円台後半からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は117円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、戻り売りに圧されており、改めてユーロドル1.100台の上値の重さが意識されている。現状では、1.09前後から押し目買いと共に、1.10台以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円117円台半ば前後ではロング、118円台後半ではショートをイメージし、ユーロ円は129円台前半から押し目買いと共に、130円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は84円台半ば前後から押し目買いと共に、85円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円117.25119.40
ユーロ円128.70130.85
ユーロドル1.08551.1075
豪ドル円84.0086.10

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ドル円ショート50,000☆117.30(SL118.70買い)
ユーロ円ショート50,000☆130.00(SL130.50買い)
2022年3月収支経過(01~16日)
通貨プラスマイナス前日
ドル円+¥10,000
ユーロ円-¥190,000
ユーロドル+¥19,400(+ドル150)+$250
豪ドル円+¥85,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000118.70(SL119.10買い)
ドル円買い50,000117.50
ユーロ円売り50,000130.50(SL130.50買い)
ユーロ円買い50,000129.30
ユーロドル売り50,0001.1050(SL1.1100買い)
ユーロドル買い50,000☆△1.0950(1.1000ショートカバー)+$250
豪ドル円売り50,00085.50(SL86.00買い)
豪ドル円買い50,00084.30(SL83.80売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000118.70(SL119.10買い)
ドル円買い50,000117.50
ユーロ円売り50,000130.50(SL130.50買い)
ユーロ円買い50,000129.30
ユーロドル売り50,0001.1030(SL1.1080買い)
ユーロドル買い50,0001.0910(SL1.0860売り)
豪ドル円売り50,00085.50(SL86.00買い)
豪ドル円買い50,00084.50(SL84.00売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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