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為替イブニング海外市場2023年11月9日

2023年11月09日
(コラム執筆時間:19時11分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円150.00~151.50
ユーロ円160.50~162.00
ユーロドル1.0630~1.0780
豪ドル円95.80~97.30
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米債利回りが低下する中、今回ばかりは円安主導の展開を余儀なくされている。相対的には政府日銀の介入操作以外に円安に歯止めが掛かりづらい状況にあるとも言えるが、もはや口先介入程度では逆に円安に拍車をかける可能性もあり、政府日銀の責任が問われても何ら不思議ではないとの見解も少なくない。そんな中、市場ではドル円151円台半ば以上では常に実弾投入を意識せざるを得ないが、現段階では前回の介入レベル152円前後まで上昇余地を残しており、安易にどちらにも仕掛けづらい側面がある。ただインフレ懸念が加速する中、政府日銀は異次元の金融緩和策で景気対策を練ってはいるものの、円相場は年初から対ドル並びに対ユーロで20円以上も円安が進行しており、そして対ポンドに至っては25円以上も円安が進行している状態であり、もはや円安が貿易収支に貢献しているとは言い難い状況にある。いずれにしても実質金利がマイナス圏で推移している以上、先のYCC修正案程度では円買いに発展する可能性は低く、少なくともマイナス金利の即刻解除などを含めて円高モードを高める必要性があるであろう。

一方、ドル円は151円前後で試行錯誤が続いているが、政府日銀の介入操作を警戒して相場自体がジレンマ状態に差し掛かっている。当面、神経質な展開が予想されるだけに、ストップロスの配置と共に、直近のレンジ幅ドル円150.00~151.50円を重視し、同レベル前後から少なめのナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは1.07台を回復しているが、更に買い上がる雰囲気はなく、戻り売りが優先されている。引き続き直近のレンジ幅ユーロドル1.0600~1.0750を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。

●戦略的にはドル円は前述したレンジ幅を重視し、150円前後から押し目買いと共に、151円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.06前後から押し目買いと共に、1.07台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、疑心暗鬼の中で様子見スタンスを強めているが、輸出企業は今朝と同様に、現状ではドル円151円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業も同様に、150円前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、米ドル主導で調整色と強めている。ただ現状では相場の動意待ちであり、引き続き直近のレンジ幅を重視し、ユーロドル1.07台半ば前後からナンピン売りと共に、1.06前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、繰り返しになるが、ドル円150円前後ではロング、151円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は160円台半ば前後から押し目買いと共に、162円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は96円前後から押し目買いと共に、97円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円149.50152.00
ユーロ円160.00162.50
ユーロドル1.05801.0830
豪ドル円95.3097.80

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ドル円ショート50,000☆150.00(SL151.50買い)
ユーロ円ショート50,000☆161.50(SL162.00買い)
豪ドル円ショート50,000☆96.50(SL97.30買い)
2023年11月収支経過(01~09日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円
ユーロ円
ユーロドル
豪ドル円-¥35,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買 海外市場
ユーロ円売り50,000☆161.50(SL162.00買い)
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000151.50(SL152.00買い℃)
ドル円買い50,000150.00
ユーロ円売り50,000162.00(SL162.50買い)
ユーロ円買い50,000160.50
ユーロドル売り50,0001.0750(SL1.0800買い)
ユーロドル買い50,0001.0620(SL1.0570売り)
豪ドル円売り50,00097.50(SL98.00買い)
豪ドル円買い50,00096.00
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000151.50(SL152.00買い)
ドル円買い50,000150.30
ユーロ円売り50,000162.00(SL162.50買い)
ユーロ円買い50,000160.80
ユーロドル売り50,0001.0780(SL1.0830買い)
ユーロドル買い50,0001.0630(SL1.0580売り)
豪ドル円売り50,00097.30(SL97.80買い)
豪ドル円買い50,00096.00
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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