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為替モーニング東京市場2022年2月8日

2022年02月08日
(コラム執筆時間:09時11分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円114.70~115.70
ユーロ円131.00~132.00
ユーロドル1.1380~1.1480
豪ドル円81.50~82.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

先週末の強い1月米雇用統計は、FRBの3月利上げ開始を裏付ける内容であり、利上げ幅も0.25%ではなく0.5%が濃厚になっている。それでも依然として、人手不足などはオミクロン株による経済体質の変化によるところもあり、拙速的な利上げペースがインフレ抑制に繋がるかは疑問視され始めている。また、大幅な利上げは米国株式市場への影響を避けられないとの見方もあり、当面、株価動向並びに債券動向、そしてドルロングの推移を睨みながらと見られる。短期筋としても、慎重に対処しなければならない局面であり、米金利の優位性のみで積極的にドルを買い上がる難しさも同居している。そんな中、英中銀も利上げに踏み切り、また、ECBも年内には金利正常化を目指す動きもあって、為替相場もインフレ抑制を踏まえて、混とんとしているのが現状である。引き続き相場が動意づいてからの始動が得策であろう。

一方、ドル円は115円前後でもみ合い相場が続いているが、日銀が国債購入オペを控えたことが起因している。本邦10年国債利回りが一時6年ぶりに0.20%を超える水準まで上昇しているなど、日銀としても、原油価格の上昇を背景にした加速的な物価上昇率を避けたい意向であろう。ただ米欧に先んじて、日銀が金融引き締め策に向かう可能性は低く、引き続き米ドル主導の展開には変わりがない。引き続き、レンジ幅ドル円114.70~115.70円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは特筆すべき買い材料はないが、1.14前後では割安感の買いも手伝い、底堅い展開を見せている。いずれにしても、米ドル主導の展開であり、引き続きレンジ幅ユーロドル1.1380~1.1480を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、114円台半ば前後から押し目買いと共に、115円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.14割れから押し目買いと共に、1.14台後半からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、株価動向や原油価格の動向を探りながら様子見スタンスを強めているが、輸出企業は昨日と同様に、ドル円115円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は114円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、調整色を強めているが、現状では昨日と同様に、ユーロドル1.15前後からナンピン売りと共に、1.14前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、繰り返しなるが、ドル円114円台半ば前後ではロング、115円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は131円前後から押し目買いと共に、132円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は81円台半ば割れから押し目買いと共に、82円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円114.00116.10
ユーロ円130.55132.70
ユーロドル1.13301.1540
豪ドル円80.9083.10

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ドル円ショート50,000☆115.40(SL115.60買い)
豪ドル円ショート50,000☆82.00(SL82.50買い)
2022年2月収支経過(01~08日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥25,000
ユーロ円±¥0+¥25,000
ユーロドル-¥111,300(-ドル850)
豪ドル円-¥15,000
前日の売買 東京市場
ユーロ円買い50,000★△131.50(132.00ショートカバー)+¥25,000
前日の売買&予定 海外市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000115.50(SL116.00買い)
ドル円買い50,000114.70
ユーロ円売り50,000132.00(SL132.50買い)
ユーロ円買い50,000131.00(SL130.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1480(SL1.1530買い)
ユーロドル売り50,0001.1380(SL1.1330売り)
豪ドル円売り50,00082.30(SL82.80買い)
豪ドル円買い50,00081.30
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000115.60(SL116.00買い)
ドル円買い50,000114.80
ユーロ円売り50,000132.00(SL132.50買い)
ユーロ円買い50,000131.00(SL130.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1480(SL1.1530買い)
ユーロドル売り50,0001.1380(SL1.1330売り)
豪ドル円売り50,00082.50(SL83.00買い)
豪ドル円買い50,00081.50
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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