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為替モーニング東京市場2022年3月3日

2022年03月03日
(コラム執筆時間:09時12分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円114.80~116.00
ユーロ円128.00~129.20
ユーロドル1.1050~1.1170
豪ドル円83.50~84.70
相場状況の振り返りと今後の展開予想

ウクライナ情勢は依然として混沌としているが、パウエルFRB議長は議会証言で3月FOMCでの利上げ実施し、利上げ幅に関しては0.25%に留める意向であることを示唆した。同時に、インフレの高止まりを考慮し、0.5%の大幅利上げもあり得るとも述べており、市場の反応は年内の利上げ回数にも懐疑的になり出している。反面、米国株式市場では3指数揃って上昇する中、NYダウは前日比596ドル高と反発に転じるなど、ある意味では一時的なリバウンド相場とも言えるが、今後もウクライナ情勢次第で浮き沈みの激しい展開が予想される。そして、本日にもロシアとウクライナの停戦交渉が行われる予定とされるが、未だに戦闘中であることから察しても、引き続きロシア側が無理難題を突き付ける可能性は高く、むしろ泥沼化に陥る可能性も否めない。いずれにしても、情報自体が錯綜しているだけに、引き続き相場が動意づくまでは静観せざるを得ない状況にある。

一方、ドル円は有事のドル買いが優勢になっており、115円台で底堅い展開ではあるが、米金利の優位性が損なわれており、過度な円安局面は描きづらい状況にある。引き続き直近のレンジ幅ドル円114.80~116.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは悪材料の出尽くし感もあり、1.100前後が下限レベルとの見方が優勢になっており、同時にストップロス一巡後の反発期待もあることから、拙速的な下値トライには慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1050~1.1170を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、115円割れから押し目買いと共に、116円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.10台半ば前後から押し目買いと共に、1.11台後半からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスをさらに強めているが、輸出企業はドル円115円台半ば前後から随時実施しており、現状では116円前後に集約されている模様。一方、輸入企業は115円割れから押し目に買いで対応している模様。

●海外勢によれば、ユーロドル1.11割れでは押し目買いを随時実施しており、下値は限定的と判断しているが、あくまでも調整主導の展開であり、現状ではユーロドル1.10台半ば割れから押し目買いと共に、1.12前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円はドル円115円割れではロング、116円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は128円割れから押し目買いと共に、129円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は83円台半ば前後から押し目買いと共に、84円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円114.45116.50
ユーロ円127.30129.55
ユーロドル1.10101.1230
豪ドル円83.2085.30

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ドル円ショート50,000☆115.60(SL116.00買い)
ユーロドルロング50,000☆1.1070(SL1.1050売り)
豪ドル円ショート50,000☆84.00(SL84.70買い)
2022年3月収支経過(01~03日)
通貨プラスマイナス前日
ドル円
ユーロ円-¥5,000+¥45,000
ユーロドル-¥32,000(-$250)
豪ドル円+¥35,000
前日の売買 東京市場
ユーロ円買い50,000☆127.30(SL126.80売り)
ユーロドル買い50,000☆1.1070(SL1.1020売り)
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000☆115.60(SL116.00買い)
ドル円買い50,000114.50(SL114.00売り)
ユーロ円売り50,000☆△128.20(127.30ロングカバー)+¥45,000
ユーロ円買い50,000127.00(SL126.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1160
ユーロドル買い50,0001.1030(SL1.0980売り)
豪ドル円売り50,000☆84.00(SL84.50買い)
豪ドル円買い50,00083.00(SL82.50売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000116.00(SL116.40買い)
ドル円買い50,000115.00
ユーロ円売り50,000129.20(SL129.70買い)
ユーロ円買い50,000128.00(SL127.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1150
ユーロドル買い50,0001.1050(SL1.1000売り)
豪ドル円売り50,00084.70(SL85.20買い)
豪ドル円買い50,00083.70
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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