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為替モーニング東京市場2020年10月20日

2020年10月20日

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円105.00~106.00
ユーロ円123,70~124.70
ユーロドル1.1700~1.1800
豪ドル円74.00~75.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

欧州圏では新型コロナウィルスの感染第2波が広がり、新規感染者も過去最多を数える中、一部政府では再度、行動制限を導入しており、相対的にECBによる追加緩和策への期待が高まっている。とは言え、既にマイナス金利が導入されており、副作用を踏まえると効果は限定的との見方が少なく無く、ユーロドルの上値の重さにも繋がっている。相対的にはドルを買い戻す動きが優勢になっているが、米国株式市場では民主党は2.2兆ドル規模の対策を主張、一方、トランプ政権は1.8兆ドル超を主張しており、追加緩和策が難航する中、NYダウは前日比410ドル安と大幅に下落するなど、ドルの調整売りも随所に散見されるなど、先行き不透明感を踏まえて安易にどちらにもポジションを傾けづらい状況に置かれている。

一方、ドル円は105円台半ばで益々膠着度を強めている。リスク回避のドル買いと円買いが同居する中、米大統領選の行方を見極めたいとの思惑もあり、相変わらず、相場の動意待ちの状況には変わりがない。引き続きレンジ幅ドル円105.00~106.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは感染者の急増や英国とEUの貿易交渉が難航など、拙速的に買い戻す動きは限定的なっているが、反面、相対的な割安感による買戻しの動きもあり、引き続き直近のレンジ幅ユーロドル1.1700~1.1800を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円105円前後から押し目買いを勧めると共に、ドル円106円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.17前後から押し目買いと共に、1.18前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円106円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円105円前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、戻り売りを優先する中、現状では昨日と同様に、ユーロドル1.18前後からナンピン売りと共に、ユーロドル1.17前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円105円前後ではロング、106円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は123円台半ば前後から押し目買いと共に、124円半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは74円割れから押し目買いと共に、75円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円104.40106.50
ユーロ円123.05125.20
ユーロドル1.16551.1870
豪ドル円73.3075.50

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
No position
2020年10月収支経過(01~20日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥20,000
ユーロ円+¥35,000
ユーロドル+¥49,500(+ドル400)
豪ドル円+¥85,000+¥15,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000106.00(SL106.50買い)
ドル円買い50,000105.00(SL104.50売り)
ユーロ円売り50,000124.40(SL124.90買い)
ユーロ円買い50,000123.40(SL122.90売り)
ユーロドル売り50,0001.1800(SL1.1850買い)
ユーロドル買い50,0001.1700(SL1.1650売り)
豪ドル円売り50.000★△74.90(74.60ロングカバー)+¥15,000
豪ドル円売り50.00075.30(SL75.80買い)
豪ドル円買い50,00074.30(SL73.80売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000106.00(SL106.50買い)
ドル円買い50,000105.00(SL104.50売り)
ユーロ円売り50,000124.70(SL125.20買い)
ユーロ円買い50,000123.70(SL123.20売り)
ユーロドル売り50,0001.1800(SL1.1850買い)
ユーロドル買い50,0001.1700(SL1.1650売り)
豪ドル円売り50.00075.00(SL75.50買い)
豪ドル円買い50,00074.00(SL73.50売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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