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為替イブニング海外市場2020年10月29日

2020年10月29日

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円103.50~104.80
ユーロ円121.50~122.80
ユーロドル1.1670~1.1800
豪ドル円72.70~74.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米欧ではコロナウィルス感染者数が激増中であり、市場全般に不安材料が蔓延しつつある。感染者数並びに死亡者に関しては、米国が群を抜いている状態であるが、欧州圏でも日々の感染者数が数万人と過去最多を更新しており、フランスを筆頭に、軒並みロックダウンに追い込まれる可能性が高く、予断を許せない相場環境に置かれている。その中、東京株式相場は日経平均株価が86円安と4日続落するなど、株式市場のみならず、債券市場、商品市場、そして、為替市場も調整主導の展開を余儀なくされている。ただ、本邦の感染者数は日々数百人程度で収まっており、欧米とは比較にならないほど落ち着いている。それ故に、現時点では安全資産の円買いにシフトしやすい相場環境にある。とは言え、市場は来週の米大統領選挙を見極めたい思惑が先行しており、市場は微調整主導の展開に追いやられているのが現状である。引き続き相場が大きく動意づいてからの始動が得策であろう。

一方、ドル円はリスク回避志向を背景に下値を模索中であるが、ドル円104円割れでは利益確定買いと実需買いが散見されており、拙速的に下値を模索する難しさがある。引き続きレンジ幅ドル円103.50~104.80円まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルはポジション調整売りが一巡しているが、未だに感染拡大が続いており、短期筋としても、拙速的な下値トライには慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1670~1.1800を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円103円台半ば前後から押し目買いを勧めると共に、ドル円105円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.17割れから押し目買いと共に、1.18前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円105円前後からナンピン売りを継続している模様。一方、輸入企業はドル円104円割れを視野に、ドル円103円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、引き続き戻り売りを優先しているが、現状では、ユーロドル1.18前後からナンピン売りと共に、ユーロドル1.17割れから押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円103円台半ば前後ではロング、105円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は121円台半ば前後から押し目買いと共に、123円前後ナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは73円割れからお姫買いと共に、74円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円103.05105.20
ユーロ円121.00123.25
ユーロドル1.16201.1840
豪ドル円72.1574.30

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ドル円ロング50,000☆104.50(SL103.70売り)
ユーロ円ロング50,000☆122.50(SL121.70売り)
豪ドル円ロング50,000☆73.60(SL72.80売り)
前日のSL実行ポジション(SL&TP)
ユーロ円ロング50,000★▼123.10(SL122.50売り)-¥30,000
2020年10月収支経過(01~29日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥5,000
ユーロ円+¥30,000-¥30,000
ユーロドル+¥79,600(+ドル650)
豪ドル円+¥85,000
前日の売買 東京市場
ユーロ円買い50,000☆122.50(SL122.00売り)
前日の売買 海外市場
豪ドル円買い50,000☆73.60(SL73.10売り)
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000104.80
ドル円買い50,000103.80(SL103.40売り)
ユーロ円売り50,000123.00
ユーロ円買い50,000122.00(SL121.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1800(SL1.1850買い)
ユーロドル買い50,0001.1700(SL1.1650売り)
豪ドル円売り50.00074.00
豪ドル円買い50,00073.00(SL72.50売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000104.70
ドル円買い50,000103.70(SL103.20売り)
ユーロ円売り50,000122.80
ユーロ円買い50,000121.70(SL121.20売り)
ユーロドル売り50,0001.1800(SL1.1850買い)
ユーロドル買い50,0001.1700(SL1.1650売り)
豪ドル円売り50.00073.80
豪ドル円買い50,00072.80(SL72.30売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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