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為替モーニング東京市場2021年10月29日

2021年10月29日
(コラム執筆時間:09時10分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円113.20~114.20
ユーロ円132.20~133.20
ユーロドル1.1620~1.1720
豪ドル円85.00~86.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米国株式市場では3業種揃って最高値圏で推移しているが、昨日発表された第3四半期の米GDPでは前期比2.0%と前回から急速に鈍化しており、市場では急激なエネルギー価格の上昇、サプライチェーン問題、そして、人材不足などを踏まえて、脆弱な設備投資や住宅投資の伸び悩みが問われており、米GDP全体の圧迫材料になっているとの見解が少なくなく、ドルの調整売りにマーケットは傾斜している。ただ、米金利の優位性や米中対立構造によるリスク回避のドル買いニーズは健在であり、拙速的にドル売りを仕掛ける難しさがある。

一方、ドル円はやや円高に傾斜してはいるが、黒田日銀総裁は円安容認姿勢を示唆しており、拙速的な下値トライは慎重にならざるを得ない。引き続き直近のレンジ幅ドル円113.20~114.20円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは、ECB理事会では予想通りに政策金利は据え置かれたが、その後のラガルド総裁の会見では、インフレが以前の予想よりも長期化する可能性に言及し、近い将来の利上げを暗示させており、ユーロを買い戻す動きが強まっている。当面、底堅い展開が予想されるが、更なる上昇局面では一旦清算局面と捉えた方が無難であろう。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1620~1.1720を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円113円前後から押し目買いと共に、ドル円114円台以上からナンピン売りで待機をすることを勧める。一方、ユーロドルは、1.16前後から押し目買いと共に、1.17台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円114円台以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は、ドル円113円前後を視野に、113円台前半から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、ストップロスを巻き込み底堅い展開であるが、引き続き戻り売りを優先しており、現状ではユーロドル1.16台前半から押し目買いと共に、1.17台以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円113円前後ではロング、ドル円114円台以上ではショートをイメージし、ユーロ円は132円前後から押し目買いと共に、133円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは85円前後から押し目買いと共に、86円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円112.55114.65
ユーロ円131.70133.80
ユーロドル1.15751.1785
豪ドル円84.5086.70

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ドル円ロング100,000☆113.55(SL113.20売り)
ユーロドルショート50,000☆1.1650(SL1.1730買い)
2021年10月収支経過(01~29日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥110,000
ユーロ円-¥35,000+¥20,000
ユーロドル+¥52,700(+$400)
豪ドル円-¥120,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り100,000114.20
ドル円買い50,000113.20(SL112.80売り)
ユーロ円売り50,000☆△132.20(131.80ロングカバー)+¥20,000
ユーロ円買い50,000131.20(SL130.70売り)
ユーロドル売り50,000☆1.1650(SL1.1700買い)
ユーロドル買い50,0001.1550(SL1.1500売り)
豪ドル円売り50,00085.80(SL86.30買い)
豪ドル円買い50,00084.80(SL84.30売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り100,000114.00
ドル円買い50,000113.20(SL112.80売り)
ユーロ円売り50,000133.20(SL133.70買い)
ユーロ円買い50,000132.20(SL131.70売り)
ユーロドル売り50,0001.1720(SL1.1770買い)
ユーロドル買い50,0001.1620(SL1.1570売り)
豪ドル円売り50,00086.00(SL86.50買い)
豪ドル円買い50,00085.00(SL84.50売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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