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為替イブニング海外市場2022年3月23日

2022年03月23日
(コラム執筆時間:19時15分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円120.20~121.70
ユーロ円132.30~133.80
ユーロドル1.0930~1.1080
豪ドル円89.50~91.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

先の日銀金融政策決定会合において、日銀はコロナウィルスやロシアによるウクライナ侵攻をリスク要因とした他、景気判断を下方修正している。そして、日銀は米国とは相反する金融政策ではあるが、現行の低金利政策を維持する姿勢を賛成多数で決定している。東京株式市場ではその恩恵を受ける形で日経平均が前日比816円高と7日続伸、終値でも2万8000円台を回復するなど、再び上昇基調を強めている。ただ、コロナウィルス懸念、ウクライナ情勢に対する警戒感は依然として根強く、一方で、エネルギー価格や商品価格が急ピッチに上昇しているなど、インフレ懸念も押し寄せている状況にあるなど、低金利政策の維持にも限界が見え隠れしている。そんな中、為替相場は、依然として株価には反応薄であり、一進一退の展開を余儀なくされている。相対的にはドルロングの積み上がりに対する警戒感もあるが、同時に米金利の優位性と有事のドル買い志向は揺らいでおらず、当面、ドルの下落局面では買い戻しに転じることも一考であろう。

一方、ドル円はストップロスが一巡する中、利益確定売りや実需売りに圧されている。このため上値の重さが徐々に意識されているが、依然として、日米金利差拡大を背景に下値は限定的と言わざるを得ない。引き続きレンジ幅をドル円120.20~121.70円まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買で待機することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは1.10前後で右往左往しているが、依然として、ウクライナ情勢を背景に戻り売りが優先されている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0930~1.1080を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円120円台前半から押し目買いを勧めると共に、ドル円121円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.09台半ば割れから押し目買いと共に、1.10台後半からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、株価動向並びに米債券動向を注視し、様子見スタンスを強めているが、輸出企業はドル円121円台以上から随時ナンピン売りを実施しており、現状では121円台半ば以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は、120円前後を中心に、120円台半ば割れから押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、引き続き戻り売りを優先しており、現状では今朝と同様に、ユーロドル1.11前後からナンピン売りと共に、1.09台半ば割れから押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円120円台半ば割れではロング、121円台後半ではショートをイメージし、ユーロ円は132円台半ば割れから押し目買いと共に、133円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。豪ドル円は89円台半ば前後から押し目買いと共に、91円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円119.80122.20
ユーロ円131.80134.30
ユーロドル1.08801.1120
豪ドル円89.2091.50

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ユーロドルロング50,000☆1.0980(SL1.0950売り)
前日のSL実行ポジション(SL&SP)
ドル円ショート50,000★▼118.80(SL120.00買い)-¥60,000
豪ドル円ショート50,000★▼88.00(SL88.80買い)-¥40,000
2022年3月収支経過(01~23日)
通貨プラスマイナス前日
ドル円-¥140,000-¥80,000
ユーロ円-¥305,000-¥25,000
ユーロドル+¥39,700(+$300)
豪ドル円-¥80,000-¥65,000
前日の売買 東京市場
ドル円売り50,000★▼120.00(SL120.40買い)-¥20,000
ユーロ円売り50,000★▼132.30(SL132.80買い)-¥25,000
ユーロドル買い50,000☆1.0980(SL1.0930売り)
豪ドル円売り50,000★▼89.00(SL89.50買い)-¥25,000
前日の売買 海外市場
出来ず Nothing done
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000121.80(SL122.30買い)
ドル円買い50,000120.30(SL119.80売り)
ユーロ円売り50,000134.20(SL134.70買い)
ユーロ円買い50,000132.80(SL132.30売り)
ユーロドル売り50,0001.1080
ユーロドル買い50,0001.0950(SL1.0900売り)
豪ドル円売り50,00091.00(SL91.50買い)
豪ドル円買い50,00089.70(SL89.20売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000121.70(SL122.20買い)
ドル円買い50,000120.20(SL119.70売り)
ユーロ円売り50,000133.80(SL134.30買い)
ユーロ円買い50,000132.30(SL131.80売り)
ユーロドル売り50,0001.1060
ユーロドル買い50,0001.0930(SL1.0880売り)
豪ドル円売り50,00091.00(SL91.50買い)
豪ドル円買い50,00089.70(SL89.20売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引にあたり、営業日をまたいで建玉を保有した場合にはレバレッジ手数料が発生します。

取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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