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為替イブニング海外市場2022年2月8日

2022年02月08日
(コラム執筆時間:19時46分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円114.80~115.80
ユーロ円131.20~132.20
ユーロドル1.1350~1.1450
豪ドル円81.70~82.70
相場状況の振り返りと今後の展開予想

世界的なインフレ懸念が進行する中、各国の債券利回りは軒並み上昇過程にある。市場はFOMCの利上げを織り込んでおり、材料出尽くし感も踏まえつつ、為替相場自体は調整色を強めている。ただし、相対的に市場全般が視界不良の段階にあるが、日経平均並びにアジア株式市場への影響は限定的になっている。むしろ、市場はウクライナ情勢の緊迫化を背景に、原油価格の動向に関心が寄せられている。現時点では90ドル台で高止まりしているが、一部では近々100ドル台の可能性も伝えられるなど、危機感を強めている。そんな中、ロシアは米国を含めて、欧州各国と協議に臨んでいるが、一部では一触即発の状態との見解も垣間見られるなど、地政学的リスクを排除できておらず、市場は神経質な展開を余儀なくされている。引き続き直近のレンジ幅で売買を模索するしかないだろうが、基本的には相場が大きく動意づいてからの逆張り対策に努めることが得策であろう。

一方、ドル円は115円台で底堅い展開が続いているが、依然として、ドルロングの積み上がりを背景に、さらなるドル上昇局面では戻り売りに転じる可能性がある。引き続きレンジ幅ドル円114.80~115.80円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは米ドル主導の展開に変わりがないが、1.14前後で試行錯誤が続いている。依然として、相場の動意待ちは否めないだけに、引き続きレンジ幅ユーロドル1.1350~1.1450を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、115円割れから押し目買いと共に、115円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは今朝と同様に、1.13台半ば前後から押し目買いと共に、1.14台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円115円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は115円割れから少なめの押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、引き続き調整色を強めており、現状では、ユーロドル1.14台半ば以上からナンピン売りと共に、ユーロドル1.13台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円114円台半ば前後ではロング、115円台半ば以上ではショートをイメージし、ユーロ円は131円前後から押し目買いと共に、132円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は81円台半ば前後から押し目買いと共に、82円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円114.10116.20
ユーロ円130.55132.70
ユーロドル1.13101.1520
豪ドル円81.1083.10

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ドル円ショート50,000☆115.40(SL115.80買い)
ユーロ円ショート50,000☆132.00(SL132.20買い)
豪ドル円ショート50,000☆82.00(SL82.50買い)
2022年2月収支経過(01~08日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥25,000
ユーロ円±¥0+¥25,000
ユーロドル-¥111,300(-ドル850)
豪ドル円-¥15,000
前日の売買 東京市場
ユーロ円買い50,000★△131.50(132.00ショートカバー)+¥25,000
前日の売買 海外市場
出来ず Nothing done
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000115.60(SL116.00買い)
ドル円買い50,000114.80
ユーロ円売り50,000☆132.00(SL132.50買い)
ユーロ円買い50,000131.00(SL130.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1480(SL1.1530買い)
ユーロドル売り50,0001.1380(SL1.1330売り)
豪ドル円売り50,00082.50(SL83.00買い)
豪ドル円買い50,00081.50
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000115.80(SL116.00買い)
ドル円買い50,000114.80
ユーロ円売り50,000132.20(SL132.70買い)
ユーロ円買い50,000131.20
ユーロドル売り50,0001.1450(SL1.1500買い)
ユーロドル売り50,0001.1360(SL1.1310売り)
豪ドル円売り50,00082.70(SL83.20買い)
豪ドル円買い50,00081.70
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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