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為替モーニング東京市場2022年5月25日

2022年05月25日
(コラム執筆時間:09時12分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円126.00~127.80
ユーロ円135.30~137.00
ユーロドル1.0650~1.0800
豪ドル円89.30~90.80
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米債券利回り低下を受けて、米国株式市場では好転の兆しも見られるが、反面、インフレ抑制による拙速的な利上げ志向が米経済の後退に繋がるとの見解も少なくない。このためFRBの金利正常化が揺らぐ可能性も台頭している。相対的にはドルロングを手仕舞う動きが加速しつつあり、次なる節目125円やユーロドル1.0800が意識されている。ただ、市場では米金利の先高観測、地政学的リスク、そして、根強いドル買いニーズは健在であり、加速的なドル安期待は自重局面に差し掛かっている。いずれにしても、市場はロシアがウクライナに侵攻後3か月を経過しているが、際立った進展の兆しはなく、長期化が予想されるだけに、今後もインフレ加速と共に、世界的規模でエネルギー不足に対する警戒感、そして、食糧危機も問われはじめるなど、予断を許せない状況が続く可能性が高い。当面、直近のレンジ幅を重視し、臨機応変な売買が求められそうだ。

一方、ドル円は米債券利回りの低下を背景に、上値の重さが意識されている。127円割れでは実需買いや利益確定買いもあり、拙速的な下値トライには慎重にならざるを得ないが、引き続きレンジ幅ドル円126.00~127.80を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。

他方、ユーロドルはECB理事のカザークス・ラトビア中銀総裁の0.50%の大幅利上げ排除すべきでないとの発言に敏感に反応した側面もあり、1.07台半ば前後まで上昇を強めている。ただ、ラガルドECB総裁は0.25%の緩やかな利上げが好ましいと述べおり、欧州経済の脆弱性を考慮しても、市場のコンセンサスは最小限の利上げになるとの見解が多数を占めている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0650~1.0800を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、126円前後から押し目買いと共に、128円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.06台半ば前後から押し目買いと共に、1.08前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円128円前後を中心に、127円台半ば以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は、127円割れから随時実施しており、現状では126円前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、ストップロス買いが優勢ではあるが、相対的に調整色を強めている。現状ではユーロドル1.06台半ば前後から押し目買いと共に、1.08前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円126円前後ではロング、128円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は135円台半ば割れから押し目買いと共に、137円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は89円台半ば割れから押し目買いと共に、90円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円125.70128.00
ユーロ円134.80137.20
ユーロドル1.06201.0840
豪ドル円89.0091.20

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

前日の売買 東京市場
ドル円買い50,000☆127.30(SL126.80売り)
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り100,000128.00
ドル円買い50,000☆126.70(SL126.20売り)
ユーロ円売り50,000137.00(SL137.50買い)
ユーロ円買い50,000☆△135.80(136.50ショートカバー)+¥35,000
ユーロドル売り50,0001.0770(SL1.0820買い)
ユーロドル買い50,0001.0630
豪ドル円売り50,00090.70(SL91.20買い)
豪ドル円買い50,000☆89.50(SL89.00売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り100,000127.70
ドル円買い50,000126.10(SL125.60売り)
ユーロ円売り50,000137.00(SL137.50買い)
ユーロ円買い50,000135.30(SL134.80売り)
ユーロドル売り50,0001.0790(SL1.0840買い)
ユーロドル買い50,0001.0650
豪ドル円売り50,00090.50
豪ドル円買い50,00089.30(SL88.80売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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