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為替イブニング海外市場2022年6月16日

2022年06月16日
(コラム執筆時間:19時47分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円132.30~134.30
ユーロ円137.50~139.50
ユーロドル1.0320~1.0520
豪ドル円92.00~94.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

今週は主要国の金融政策発表が相次ぐ中、昨日発表されたFOMCは事前予測通り0.75%の大幅利上げを実施し、パウエルFRB議長は会見で次回FOMCでも0.50%から0.75%の利上げになる可能性が高いとの認識を示したが、市場は素直にドル買いに反応していない。むしろ悪材料出尽くし感と共に、米債券利回りの低下が嫌気されてポジションの手仕舞いが急がれている。そんな中、株式市場は大幅利上げにもかかわらず、NYダウは反発に転じているが、米国株式市場が年初から6000ドル超下落しており、ある意味では自律反発しているとも言える。そもそも米金利正常化は経済活性化を含めた資本市場の原理原則であり、むしろ、日欧がマイナス金利まで沈んだ金融政策が問題である。そんな中、明日には日銀金融政策決定会合が行われるが、黒田日銀総裁の優柔不断な姿勢からして、サプライズは期待薄であろうが、少なくとも円安抑制のためには米国に追従する姿勢を見せる必要があるのかもしれない。世界の主要中銀が引き締めに転じているだけに、本邦も一日も早く正常値に戻す絶好の機会かもしれない。

一方、ドル円は24年ぶりの円安懸念が払しょくされたわけではないが、依然として、日米金利差を背景に底堅い展開が予想される。ただ、財務省が本日発表した5月の貿易統計によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は2兆3847億円と過去2番目の赤字を記録しており、インフレに歯止めがかかる雰囲気は全くない。当面、ドルロングの積み上がり解消に託すしかないが、引き続きにレンジ幅ドル円132.30~134.30円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは独自の買い材料はない中、1.04前後でもみ合い相場と化している。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0320~1.0520を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、132円台半ば割れから押し目買いを勧めると共に、134円台以上からナンピン売りで対応することを勧める。一方、ユーロドルは1.03前後から押し目買いと共に、1.05前後からナンピン売りで対応することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円134円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は132円台半ば割れから押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、調整色を強めているが、現状では、ユーロドル1.05前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、1.03前後からは押し目買いで対応している模様。

●クロス円は、ドル円132円台半ば割れではロング、134円台以上ではショートをイメージし、ユーロ円は137円台半ば前後から押し目買いと共に、139円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は92円前後から押し目買いと共に、94円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円131.80134.30
ユーロ円137.30141.55
ユーロドル1.02701.0530
豪ドル円91.5093.90

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

2022年6月収支経過(01~16日) 
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥220,000-¥50,000
ユーロ円-¥280,000-¥50,000
ユーロドル-¥21,200(-ドル150)+$400
豪ドル円-¥65,000+¥25,000
前日の売買 東京市場
ドル円買い50,000★134.70(SL134.20売り)
ユーロドル売り50,000★△1.0480(1.0400ロングカバー)+$400
前日の売買 海外市場
ユーロ円買い50,000☆140.00(SL139.50売り)
ユーロドル買い50,000☆1.0360(SL1.0300売り)
豪ドル円売り50,000☆94.00(SL94.50買い)
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000134.80
ドル円買い50,000☆▼133.50(SL133.00売り)
ユーロ円売り50,000140.80
ユーロ円買い50,000☆▼139.50(SL139.00売り)-¥25,000
ユーロドル売り50,0001.0490
ユーロドル買い50,0001.0350(SL1.0300売り)
豪ドル円売り50,00094.80(SL95.30買い)
豪ドル円買い50,000☆△93.50(94.00ショートカバー)+¥25,000
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000134.30
ドル円買い50,000132.30(SL131.80売り)
ユーロ円売り50,000139.50(SL140.00買い)
ユーロ円買い50,000137.50(SL137.00売り)
ユーロドル売り50,0001.0480
ユーロドル買い50,0001.0320(SL1.0270売り)
豪ドル円売り50,00094.00(SL94.50買い)
豪ドル円買い50,00092.00(91.50売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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