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為替モーニング東京市場2022年5月19日

2022年05月19日
(コラム執筆時間:09時13分)

鈴木予想レンジ 

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円127.50~129.00
ユーロ円133.50~135.00
ユーロドル1.0400~1.0550
豪ドル円88.50~90.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

パウエルFRB議長の姿勢はインフレ抑制を目指し、依然として、タカ派的な印象は拭えないが、昨日の米国株式市場ではNYダウが前日比1,164ドル安と大幅急落し、ナスダック及びS&P500も4%超急落するなど、FRBの拙速的な利上げシナリオを疑問視する声が高まっている。そんな中、日本経済を含め、主要各国GDPの成長鈍化が表面化しているだけに、市場では世界景気減速懸念とスタグフレーションの雰囲気が押し寄せているとも言える。当面はウクライナ情勢や中国供給問題などに注視せざるを得ないが、ロシアではウクライナ侵攻が形勢逆転やデフォルト問題が再燃する可能性があり、中国でもロックダウンの影響を受けた景気減速が鮮明となるなど、相対的にリスク回避姿勢に傾斜しており、株式市場の混乱を招いているとも言える。現時点ではFRBの大幅利上げが続くとの見方に大きな変化はないが、米債券利回りが再び低下傾向を示している関係上、相対的に売られ過ぎていた円の買い戻しにシフトしつつあり、ストップロスが一巡するまでは、もう一段の円高局面を想定した方が無難であろう。

一方、ドル円は米金利低下や不安定な株価動向を背景に、一時128円割れを試すなど円高志向を強めている。ただ、日米金利差拡大を背景としたドル買いニーズも健在であり、現時点では一時的な円高現象に過ぎない可能性も捨てきれない。引き続きレンジ幅ドル円127.50~129.00円を重視し、同レベル前後から少なめのナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは米ドル主導で蚊帳の外状態にあるが、ECBの金融政策も不透明になっており、独自の買い材料が皆無に等しく、依然として、戻り売りが優先されている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0400~1.0550を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、127円台半ば前後から押し目買いと共に、129円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.04前後から押し目買いと共に、1.05台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、株価動向に注視し、様子見スタンスを強めているが、輸出企業はドル円129円前後を中心に、128円台半ば以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は、127円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、現状では相場の動意待ちであり、ユーロドル1.05台半ば前後からナンピン売りと共に、1.04前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円127円台半ば前後ではロング、129円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は133円台半ば前後から押し目買いと共に、135円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は88円台半ば前後から押し目買いと共に、90円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円127.00129.30
ユーロ円132.85135.10
ユーロドル1.03701.0585
豪ドル円88.8090.25

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

前日の売買 東京市場
ユーロ円買い50,000★△135.80(136.50ショートカバー)+¥35,000
豪ドル円買い50,000☆90.30(SL89.80売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000129.80(SL130.30買い)
ドル円買い50,000☆▼128.60(SL128.10売り)-¥25,000
ユーロ円売り50,000136.50(SL137.00買い)
ユーロ円買い50,000☆▼135.20(SL134.70売り)-¥25,000
ユーロドル売り50,0001.0580(SL1.0630買い)
ユーロドル買い50,0001.0460(SL1.0410売り)
豪ドル円売り50,00091.20
豪ドル円買い50,000☆▼90.00(SL89.50売り)-¥25,000
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000128.80(SL129.30買い)
ドル円買い50,000127.50(SL127.00売り)
ユーロ円売り50,000134.80(SL135.30買い)
ユーロ円買い50,000133.30(SL132.80売り)
ユーロドル売り50,0001.0540(SL1.0600買い)
ユーロドル買い50,0001.0400(SL1.0350売り)
豪ドル円売り50,00089.80(SL90.30買い)
豪ドル円買い50,00088.50(SL88.00売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
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