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為替イブニング海外市場2022年7月1日

2022年07月01日
(コラム執筆時間:19時23分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円134.70~136.50
ユーロ円141.00~142.80
ユーロドル1.0370~1.0550
豪ドル円91.50~93.30
相場状況の振り返りと今後の展開予想

世界的なインフレ懸念が深まる中、金利先高観測を踏まえながら、株式市場では世界同時株安の展開に追いやられている。日経平均も前日比457円安と続落しており、節目の2万6000円割れになるなど、ロシアが2月24日にウクライナに侵攻開始した水準まで下落基調を強めている。チャート分析的には、もう一段の下落局面も意識せざるを得ないが、相対的には、これまでの超低金利策からの脱却により、過剰流動性資金自体の潮流が変わりつつあり、債券市場並びに株式市場に影響を及ぼしているとも考えられる。そんな中、為替市場も各中央銀行の金利格差もあるが、インフレに対する概念や金融政策方針の違いもあり、安易に読み切れない情勢に陥っている。市場は想定以上に神経質になっている関係上、敏感に反応し易い外部環境に直面している。基本的には安全運転を重視し、相場が大きく動意づいてからの始動を心掛けるのが得策であろう。

一方、ドル円は米景気後退が重石になっており、米債券利回り低下を背景に、拙速的な上値トライは慎重になっている。とは言え、潜在的な日米金利差拡大がある限り、下値も限定的と言わざるを得ない。市場はパウエルFRB議長などの発言に一喜一憂している嫌いがあるが、当面、FRBの利上げシナリオを再確認してからの始動も一考であろう。引き続きレンジ幅をドル円134.80~136.50円まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。

他方、ユーロドルは米ドル主導でほぼ蚊帳の外状態であるが、引き続き動意待ちの段階であり、レンジ幅ユーロドル1.0380~1.0550まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、135円割れから押し目買いを勧めると共に、136円台半ば前後からナンピン売りで対応することを勧める。一方、ユーロドルは1.04割れから押し買いと共に、1.05台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、現状ではドル円136円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は135円割れを視野に、同レベル前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、引き続き戻り売りを優先しており、現状では今朝と同様に、ユーロドル1.05台半ば前後からナンピン売りと共に、1.04割れから押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円135円割れではロング、136円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は141円前後から押し目買いと共に、143円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は91円台半ば前後から押し目買いと共に、93円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円134.30136.80
ユーロ円140.50143.00
ユーロドル1.03201.0580
豪ドル円91.0093.50

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

2022年7月収支経過(01~ 日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥40,000
ユーロ円-¥25,000-¥25,000
ユーロドル
豪ドル円-¥25,000-¥25,000
前日の売買 東京市場(6/30)
ドル円買い50,000★△136.10(136.90ショートカバー)+¥40,000
ユーロ円買い50,000☆142.00(SL141.50売り)
前日の売買 海外市場(6/30)
出来ず Nothing done
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000136.50(SL137.00買い)
ドル円買い50,000☆135.20(SL134.70売り)
ユーロ円売り50,000142.80
ユーロ円買い50,000☆▼141.50(SL141.00売り)-¥25,000
ユーロドル売り50,0001.0530
ユーロドル買い50,0001.0400(SL1.0350売り)
豪ドル円売り50,00094.50(SL95.00買い)
豪ドル円買い50,000☆▼93.10〈SL92.60売り〉-¥25,000
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000136.00
ドル円買い50,000134.70(SL134.10売り)
ユーロ円売り50,000142.50(SL143.00買い)
ユーロ円買い50,000141.00(SL140.40売り)
ユーロドル売り50,0001.0530
ユーロドル買い50,0001.0370(SL1.0320売り)
豪ドル円売り50,00093.10(SL93.60買い)
豪ドル円買い50,00091.50〈SL90.90売り〉
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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