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為替イブニング海外市場2022年5月13日

2022年05月13日
(コラム執筆時間:19時20分)

鈴木予想レンジ 

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円128.00~129.50
ユーロ円133.00~134.50
ユーロドル1.0300~1.0450
豪ドル円87.80~89.30
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米債券利回りが伸び悩む中、日経平均は前日比678円高と大幅に反発した。時期尚早ではあるが、世界同時株安が下げ渋りに転じた期待感もある。ただ、株価自体はロシアがウクライナに侵攻直後のレベルに位置しており、引き続きFRBの金融政策を睨みながら臨機応変な売買が求められている。現時点ではウクライナ情勢や中国経済がロックダウンにあるだけに、総じて、視界不良にあり、市場の関心は米債券利回り動向に右往左往せざるを得ない。ただ、米国を筆頭に、世界的インフレ懸念が広がっており、FRBとしては、タカ派姿勢で対処するしか効果的な手段はないのかもしれないが、反面、世界同時株安を想起させており、米国企業からも拙速的な利上げを疑問視する見方も少なくない。そんな中、本日はインフレに関連する5月ミシガン大学消費者信頼感指数が発表されるが、前回よりも伸び悩む予想であり、売買材料としては力不足と言わざるを得ない。いずれにしても、ありとあらゆる不安材料がマーケットを席巻している以上、引き続き相場が大きく動意づくまでは静観し、逆張り対策で臨むことが賢明であろう。

一方、ドル円はストップロスが一巡し、再び日米金利差拡大が意識されている。ただし、底堅い展開ではあるが、相対的にリスク回避の円買いとドル買いが同居しており、安易にどちらにも仕掛けづらい状況にある。引き続きレンジ幅ドル円128.00~129.50円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルはウクライナ危機を背景に、欧州経済の圧迫要因となっており、引き続き戻り売りが優先されている。ただ、米金利動向が不透明なだけに、安易にポジションを取り切れない状態に置かれている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0300~1.0450まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが無難であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、128円前後から押し目買いと共に、129円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.03前後から押し目買いと共に、1.04台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円129円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は今朝と同様に、128円前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、戻り売りを優先しているが、現状では今朝と同様に、ユーロドル1.03前後から押し目買いと共に、1.04台半ば以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円128円前後ではロング、129円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は133円割れから押し目買いと共に、134円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は88円割れから押し目買いと共に、89円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円127.50130.00
ユーロ円132.30134.90
ユーロドル1.02501.0490
豪ドル円87.3089.60

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

2022年5月収支経過(02~13日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥90,000+¥15,000
ユーロ円-¥30,000-¥50,000
ユーロドル-¥13,400(-$100)-$450
豪ドル円+¥20,000+¥15,000
前日の売買 東京市場
ドル円買い50,000★▼129.00(SL128.50売り)-¥25,000
ユーロ円買い50,000★▼135.50(SL135.00売り)-¥25,000
ユーロドル買い50,000☆1.0470(SL1.0420売り)
豪ドル円買い50,000★▼89.00(SL88.50売り)-¥25,000
前日の売買 海外市場
ドル円買い50,000☆128.00(SL127.50売り)
ユーロ円買い50,000★▼133.80(SL133.30売り)-¥25,000
ユーロドル買い50,000☆1.0370(SL1.0310売り)
豪ドル円買い50,000★87.50(SL87.00売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000★△128.80(128.00ロングカバー)+¥40,000
ドル円買い50,000127.50(SL127.00売り)
ユーロ円売り50,000134.30(SL135.00買い)
ユーロ円買い50,000132.60(SL132.00売り)
ユーロドル売り50,0001.0450
ユーロドル買い50,0001.0300(SL1.0250売り)
豪ドル円売り50,000★△88.30(87.50ロングカバー)+¥40,000
豪ドル円売り50,000☆89.00(SL89.60買い)
豪ドル円買い50,00087.50(SL86.90売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000129.50(SL130.00買い)
ドル円買い50,000128.00(SL127.50売り)
ユーロ円売り50,000134.40(SL135.90買い)
ユーロ円買い50,000132.80(SL132.30売り)
ユーロドル売り50,0001.0450
ユーロドル買い50,0001.0300(SL1.0250売り)
豪ドル円売り50,00089.30(SL89.80買い)
豪ドル円買い50,00087.80
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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