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為替イブニング海外市場2022年2月25日

2022年02月25日
(コラム執筆時間:19時30分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円114.80~116.00
ユーロ円128.30~129.50
ユーロドル1.1130~1.1250
豪ドル円82.30~83.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

ウクライナ情勢が悪化の一途たどる中、ロシアは首都キエフ奪還目前にあり、市場の緊迫感は最高潮に達した感が強い。しかし日経平均株価は前日比505円高になるなど、やや意外な展開を見せている。一時的な反動買いの印象も強いが、市場はさらに困惑度を深めているのが現状である。当面、株価動向、米金利動向、そして、原油価格動向に右往左往することなく、相場が大きく動意づいてから逆張り売買に専念することも一案である。一方、プーチン大統領は再三再四、他国による妨害を受けた場合には核戦争をも辞さない構えを示唆する発言を繰り返しているが、あくまでも牽制ポーズの段階であり、最終目的はウクライナがNATOへの加盟を断念するまでは強硬姿勢を維持したい意向なのかもしれない。他方、現時点では西側諸国はロシアに対してあらゆる経済制裁措置を目論んでいるが、効果的な制裁は限られているとの見方も少なくない。反面、ロシア側の制裁措置としては、欧州への天然ガスや原油供給を断つことであろうが、米国としても、今後の米中対立構造を考えれば、安易に妥協するわけにもいかず、駆け引き主導で長期戦になる可能性も捨て切れない。

一方、ドル円は売買材料が多様化しているが、相対的には有事のドル買いと円買いに挟まれ、115円台半ば近辺で試行錯誤が続いている。引き続き直近のレンジ幅ドル円114.80~116.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルはウクライナ情勢が圧迫要因となり、戻りの鈍さが意識されている。ただ、割安感も同時発生しており、過度なユーロ安は描きづらい。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1130~1.1250を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は115円割れから押し目買いと共に、116円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.11台半ば割れから押し目買いと共に、1.12台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円116円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は115円割れから押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、米ドル主導で調整色を強めている。現状ではユーロドル1.11前後から押し目買いと共に、1.12台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、繰り返しなるが、ドル円114円台半ば前後ではロング、116円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は128円台半ば前後から押し目買いと共に、129円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は82円台半ば割れから押し目買いと共に、83円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円114.45116.50
ユーロ円128.15130.50
ユーロドル1.10801.1300
豪ドル円81.5084.00

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ドル円ショート50,000☆115.40(SL116.00買い)
2022年2月収支経過(01~25日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥65,000
ユーロ円+¥275,000+¥125,000
ユーロドル-¥110,000(-ドル850)-$500
豪ドル円+¥10,000+¥40,000
前日の売買 東京市場
ユーロ円買い50,000★△129.50(130.50ショートカバー)+¥50,000
ユーロドル買い50,000★▼1.1250(SL1.1200売り)-$250
豪ドル円買い50,000★△82.50(83.30ショートカバー)+¥40,000
前日の売買 海外市場
ドル円売り50,000☆115.40(SL115.80買い)
ユーロ円売り50,000★△129.50(128.00ロングカバー)+¥75,000
ユーロ円買い50,000☆128.00(SL127.50売り)
ユーロドル買い50,000☆▼1.1170(SL1.1120売り)-$250
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000115.90(SL116.30買い)
ドル円買い50,000114.80
ユーロ円売り50,000130.00(SL130.50買い)
ユーロ円買い50,000128.50(SL128.00売り)
ユーロドル売り50,0001.1280(SL1.1330買い)
ユーロドル買い50,0001.1150(SL1.1100売り)
豪ドル円売り50,00083.50(SL84.00買い)
豪ドル円買い50,00082.00(SL81.50売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000115.80(SL116.30買い)
ドル円買い50,000114.70
ユーロ円売り50,000129.70(SL130.20買い)
ユーロ円買い50,000128.40(SL127.90売り)
ユーロドル売り50,0001.1250(SL1.1300買い)
ユーロドル買い50,0001.1130(SL1.1080売り)
豪ドル円売り50,00083.50(SL84.00買い)
豪ドル円買い50,00082.30(SL81.80売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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