鈴木予想レンジ
通貨ペア | 予想レンジ |
---|---|
ドル円 | 154.50~157.50 |
ユーロ円 | 159.50~161.50 |
ユーロドル | 1.0150~1.0350 |
豪ドル円 | 95.50~97.80 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
週明け早々にトランプ米大統領就任式が予定される中、市場全般は返り咲いくトランプ大統領の強気発言には注視せざるを得ない。ただ基本的には、米国ファーストを軸とした関税引き上げ、移民問題、そして貿易不均衡問題などを巡って多岐に亘って言及するが、現時点では株式市場、債券市場、そして為替相場への影響は計り知れないだけに、相場が鎮静化するまでは安易にポジションを取り切れない情勢にある。また本日はラガルドECB総裁が経済見通しについて講演するが、こちらもトランプ氏の発言を見極めない限り、積極的にポジションを取りづらい状況にある。いずれにしても市場の関心はトランプ大統領が発する大統領令の内容に委ねられてはいるが、実現不可能な点も多々あるだけに、相場が大きく動意づくまではジックリ待機策で臨むのが得策であろう。
一方、ドル円は日銀の利上げ期待が増幅しており、過度な円安局面は描きづらい。ただ米債券利回りの高止まりを背景に、拙速的な下値トライも慎重にならざるを得ない。基本的にはトランプ大統領待ちの段階は否めず、通常よりもレンジ幅ドル円154.50~157.50円まで拡大し、同レベル前後から少なめのナンピン売買が一考であろう。
他方、ユーロドルは1.03前後で試行錯誤を強めていたが、欧州経済の低迷を背景に、依然として戻り売りが優先されている。引き続き無理をせずに、レンジ幅ユーロドル1.0150~1.0350を重視し、同レベル前後から少なめのナンピン売買で対応することが賢明であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、154円台半ば前後から押し目買いと共に、157円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に1.02割れから押し目買いと共に、1.03台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は直近のレンジ幅を重視し、ドル円157円台以上から少なめのナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は155円割れを視野に、154円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。
●海外勢によれば、方向に乏しい中、調整色をさらに強めている。現状ではユーロドル1.03台半ば前後からナンピン売りと共に、1.02割れから押し目買いで待機姿勢を強めている模様。
●クロス円は、ドル円154円台半ば前後ではロング、157円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は159円台半ば前後から押し目買いと共に、161円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は95円台半ば前後から押し目買いと共に、97円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 154.00 | 158.00 |
ユーロ円 | 158.80 | 162.00 |
ユーロドル | 1.0100 | 1.0400 |
豪ドル円 | 94.80 | 98.30 |
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
市場のストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 154.00 | 158.00 |
ユーロ円 | 158.80 | 162.00 |
ユーロドル | 1.0100 | 1.0400 |
豪ドル円 | 94.80 | 98.30 |
現在のポジションン
ユーロ円ロング | 50,000 | ☆160.80(SL159.50売り) |
前日のSL実行ポジションン
ドル円ロング | 50,000 | ★▼156.00(SL155.50売り)-¥25,000 |
2025年1月収支経過(06~17日)
通貨 | プラスマイナス | 前日比 |
ドル円 | +¥40,000 | +¥15,000 |
ユーロ円 | -¥15,000 | |
ユーロドル | +¥56,500(+$350) | |
豪ドル円 | +¥85,000 |
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done |
前日の売買&予定 海外市場
出来ず Nothing done | ||
ドル円売り | 50,000 | 156.50 |
ドル円買い | 50,000 | 154.50(SL154.00売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 161.30 |
ユーロ円買い | 50,000 | 159.50(SL158.80売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.0350(SL1.0400買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.0200(SL1.0150売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 97.50(SL98.10買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 95.50(SL94.90売り) |
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り | 50,000 | ☆△156.30(155.50ロングカバー)+¥40,000 |
ドル円売り | 50,000 | 157.50(SL158.00買い) |
ドル円買い | 50,000 | 154.50(SL154.00売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 161.30 |
ユーロ円買い | 50,000 | 159.50(SL158.80売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.0350(SL1.0400買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.0150(SL1.0100売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 97.80(SL98.30買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 95.50(SL94.80売り) |
記号・略称解説
ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。