鈴木予想レンジ
通貨ペア | 予想レンジ |
---|---|
ドル円 | 125.30~126.80 |
ユーロ円 | 135.70~137.20 |
ユーロドル | 1.0750~1.0900 |
豪ドル円 | 92.80~94.30 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
為替市場では米金利の優位性を元に、ドル円相場が一気に126円台をクリアするなど、円安に歯止めがかかりそうもない。一部では早くも130円台も時間の問題との見解が散見されるなど、神経質な展開を強いられている。根本的には日米金利差拡大と有事のドル買いが強い追い風になっているが、そんな中、再度、鈴木財務相は急激な為替変動は大変問題があり、注意深く見守っていきたいと言及、松野官房長官も為替の安定は重要であり、急速な変動は望ましくないと述べたほか、為替市場の動向について緊張感を持って注視するとも述べているが、基本スタンスとしては、米国等の通貨当局と緊密に意思疎通を図り適切に対応するが、為替レートは市場において決定される旨を強調しており、相対的には円安容認とも受け取られる側面もある。現時点では深刻なウクライナ情勢やコロナウィルス感染拡大などの不安材料があって、一過性の円安局面と捉えている部分もあろう。いずれにしても、日銀の介入は期待できないだけに、ある程度の円安局面は想定せざるを得ないが、当面、相場が大きく動意づくまでは自然体で対応することが無難であろう。
一方、ドル円は126円前後では損切りと利食いが相混じる中、神経質な展開は否めないが、引き続きレンジ幅を125.30~126.80円まで拡大し、同レベル前後から少なめのナンピン売買で対応することが賢明であろう。
他方、ユーロドルはウクライナ情勢次第とも言えるが、依然として、戻り売りが優先されており、改めて、1.09前後の上値の重さが意識されている。引き続き直近のレンジ幅1.0750~1.0900を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、125円台半ば前半から押し目買いを勧めると共に、126円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.07台半ば前後から押し目買いと共に、1.09前後からナンピン売りで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、日経平均が大幅反発したにもかかわらず、引き続き様子見スタンスを強めている。輸出企業はドル円126円前後から随時実施しており、現状では126円台半ば前後から127円前後まで散見されている模様。一方、輸入企業は買い急ぐことなく、125円前後から押し目買いで対応している模様。
●海外勢によれば、引き続き戻り売りを優先する中、相場の動意待ちであり、今朝と同様に、現状では、ユーロドル1.09前後からナンピン売りと共に、1.08割れから少なめの押し目買いで待機姿勢を強めている模様。
●クロス円は、ドル円125円台半ば割れではロング、126円台半ば以上ではショートをイメージし、ユーロ円は136円割れから押し目買いと共に、137円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は93円割れから押し目買いと共に、94円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 124.70 | 127.30 |
ユーロ円 | 135.45 | 137.70 |
ユーロドル | 1.0720 | 1.0940 |
豪ドル円 | 92.30 | 94.80 |
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
現在のポジション(SL&TP)
ユーロドルロング | 50,000 | ☆1.0910(SL1.0780売り) |
2022年4月収支経過(01~13日)
通貨 | プラスマイナス | 前日 |
ドル円 | -¥30,000 | +¥35,000 |
ユーロ円 | +¥105,000 | +¥25,000 |
ユーロドル | -¥41,000(-$300) | |
豪ドル円 | -¥5,000 |
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done |
前日の売買 海外市場
ドル円買い | 50,000 | ☆124.90(SL124.40売り) |
ユーロ円買い | 50,000 | ☆135.80(SL135.30売り) |
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り | 50,000 | ☆△125.60(124.90ロングカバー)+¥35,000 |
ドル円買い | 50,000 | 124.60(SL124.30売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | ☆△136.30(135.80ロングカバー)+¥25,000 |
ユーロ円買い | 50,000 | 135.30(SL134.80売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.0900 |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.0780(SL1.0730売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 94.00(SL94.50買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 92.80(SL92.30売り) |
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り | 50,000 | 126.70(SL127.20買い) |
ドル円買い | 50,000 | 125.30(SL124.80売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 137.10(SL137.60買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 135.70(SL135.10売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.0900 |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.0750(SL1.0700売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 94.30(SL94.80買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 92.80(SL92.30売り) |
記号・略称解説
ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。