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為替モーニング東京市場2022年4月5日

2022年04月05日
(コラム執筆時間:09時33分)

鈴木予想レンジ 

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円122.20~123.50
ユーロ円134.00~135.30
ユーロドル1.0920~1.1050
豪ドル円92.00~93.30
相場状況の振り返りと今後の展開予想

依然として、ウクライナとロシアの停戦交渉は難航しているが、市場への影響は限定的になりつつある。相対的には有事のドル買い、そしてファンダメンタルズ的には米債券動向に振られ易い展開といえるが、米債券利回りの高止まりもあり、総じて、ドル買いに傾斜せざるを得ない外部環境にある。そんな中、ロシアの戦争犯罪に相当する残虐な行為が日々伝えられており、欧州連合(EU)はロシアに対する追加制裁をさらに強化する旨が伝えられている。反面、ロシア側からの報復制裁(エネルギー供給削減)などが想定されるだけに、再び原油価格が上昇過程にあるなど、予断を許せない相場環境に変わりはない。ただ、ウクライナ情勢の長期化はロシア側にとっても、デフォルト問題が再燃する可能性が高く、各相場への波乱材料になる可能性もあり、短期筋としても、安易にどちらにも仕掛けづらい状況にある。引き続き相場が大きく動意づくまでは、静観せざるを得ない状況に置かれている。

一方、ドル円は相変わらず、日米金利差拡大を背景に底堅い展開が予想されるが、122円台後半で試行錯誤が続いている。引き続き無理をせずに、レンジ幅ドル円122.20~123.50円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で待機することが賢明であろう。

他方、ユーロドルはロシアに対するEUの新たな制裁が明日にも提示される見通しであり、改めて上値の重さが意識されている。引き続き直近のレンジ幅ユーロドル1.0920~1.1050を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、122円台前半から押し目買いを勧めると共に、123円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.09台前半から押し目買いと共に、1.10台半ば1前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円123円台半ば前後を視野に、123円台以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は、122円前後を中心に、同レベル前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、ウクライナ情勢を横目に、戻り売りが優先されているが、現状ではユーロドル1.10台半ば前後からナンピン売りと共に、1.09台半ば割れから押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円122円前後ではロング、123円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は134円前後から押し目買いと共に、135円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は92円前後から押し目買いと共に、93円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円121.60123.90
ユーロ円133.60135.85
ユーロドル1.08701.1090
豪ドル円91.5093.80

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ドル円ショート50,000☆123.00(SL123.30買い)
ユーロドルロング50,000☆1.0970(SL1.0920売り)
豪ドル円ショート50,000☆92.70(SL93.30買い)
2022年4月収支経過(01~05日)
通貨プラスマイナス前日
ドル円+¥50,000
ユーロ円+¥35,000
ユーロドル
豪ドル円+¥45,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000123.30(SL123.80買い)
ドル円買い50,000122.10
ユーロ円売り50,000135.80(SL136.30買い)
ユーロ円買い50,000134.50(SL133.90売り)
ユーロドル売り50,0001.1100(SL1.1150買い)
ユーロドル買い50,000☆1.0970(SL1.0920売り)
豪ドル円売り50,000☆92.70(SL93.20買い)
豪ドル円買い50,00091.50(SL90.00売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000123.40(SL123.90買い)
ドル円買い50,000122.30
ユーロ円売り50,000135.30(SL135.80買い)
ユーロ円買い50,000134.10(SL133.60売り)
ユーロドル売り50,0001.1030
ユーロドル買い50,0001.0920(SL1.0870売り)
豪ドル円売り50,00093.30(SL93.80買い)
豪ドル円買い50,00092.20
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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