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為替モーニング東京市場2022年4月19日

2022年04月19日
(コラム執筆時間:09時48分)

鈴木予想レンジ 

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円126.30~127.80
ユーロ円136.30~137.80
ユーロドル1.0730~1.0880
豪ドル円92.80~94.30
相場状況の振り返りと今後の展開予想

FRBによる金利正常化への意識は根強く、インフレ抑制に向けて、次回5月のFOMCにおいて、0.5%の利上げが織り込まれている。今週はパウエルFRB議長がIMF主催のパネルディスカッションに参加するため、引き続きタカ派姿勢を強調する可能性も高く、ドル買い戻し志向は依然として健在である。そんな中、黒田日銀総裁は円相場に言及し、急速な円安の場合はマイナスが大きくなると述べたことに反応し、一時円高に振れる場面もあった。ただ米国債利回りの高止まりを受けて、ドル円は127円台へと上昇するなど、依然として、ドル買い戻しが優勢になっている。反面、ドルロングが積み上がっている関係上、適宜な戻り売りも散見されており、引き続きレンジ幅を拡大し、相場の動意を待ってからの始動を心掛けるのが賢明であろう。

一方、ドル円は130円台が意識される中、127円台は定着した感が強い。依然として、ストップロスを巻き込んだ状態にあり、拙速的な下値トライは慎重になっている。反面、さらなる上昇局面では実需及び利益確定売りが散見されており、引き続きレンジ幅をドル円126.30~127.80円まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルはウクライナ情勢の深刻化を背景に、節目の1.080割れとなるなど警戒感を強めている。ただ、1.08割れではポジション調整買いや利益確定買いが散見されており、拙速的な下値トライは慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0730~1.0880を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、125円台半ば前後から押し目買いを勧めると共に、127円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.07台半ば割れから押し目買いと共に、1.08台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円127円前後から随時実施しており、現状では127円半ば前後から128円前後まで断続的に散見されている模様。一方、輸入企業は126円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、調整色を強めているが、先のECB理事会でラガルド総裁は利上げは資産購入終了後に早ければ1週間後に実施する可能性に言及しており、拙速的な下値トライは慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0730~1.0880を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●クロス円は、ドル円126円台半ば前後ではロング、127円台半ば以上ではショートをイメージし、ユーロ円は136円台半ば割れから押し目買いと共に、137円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は93円割れから押し目買いと共に、94円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円126.00128.30
ユーロ円135.90138.20
ユーロドル1.06801.0920
豪ドル円92.5094.80

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ドル円ショート50,000☆126.60(SL127.00買い)
ユーロ円ロング50,000☆136.00(SL135.80売り)
前日のSL実行ポジション(SL&TP)
ドル円ショート50,000★▼126.00(SL126.60買い)―¥30,000
2022年4月収支経過(01~18日)
通貨プラスマイナス前日
ドル円-¥60,000-¥30,000
ユーロ円+¥155,000+¥50,000
ユーロドル-¥116,500(-ドル850)
豪ドル円-¥5,000
前日の売買 東京市場
ドル円売り50,000☆126.60(SL127.10買い)
ドル円買い50,000125.40
ユーロ円売り50,000☆△137.00(136.00ロングカバー)+¥50,000
ユーロ円買い50,000135.50(SL135.50売り)
ユーロドル売り50,0001.0900(SL1.0950買い)
ユーロドル買い50,0001.0750(SL1.0700売り)
豪ドル円売り50,00094.00(SL94.50買い)
豪ドル円買い50,00092.80(SL92.30売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000127.70(SL128.20買い)
ドル円買い50,000126.30
ユーロ円売り50,000137.70(SL138.20買い)
ユーロ円買い50,000136.40(SL135.90売り)
ユーロドル売り50,0001.0870(SL1.0920買い)
ユーロドル買い50,0001.0730(SL1.0680売り)
豪ドル円売り50,00094.30(SL94.80買い)
豪ドル円買い50,00093.00(SL92.50売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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