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為替モーニング東京市場2022年2月25日

2022年02月25日
(コラム執筆時間:09時33分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円114.70~116.00
ユーロ円128.50~130.00
ユーロドル1.1150~1.1280
豪ドル円82.00~83.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

ロシア側はウクライナの防空システムを破壊した上、ウクライナに各方面から本格的に侵攻している。このため首都キエフへの侵攻も時間の問題になるなど、市場の緊張感はさらに強まっている。そんな中、西側諸国はロシアに対して大規模な制裁措置を発表するとしているが、ロシアの理解不能な軍事行動を見る限りは、その効果のほどは不透明であると言わざるを得ない。欧州株は軒並み急落、そしてNY原油先物は一時100ドル台に高騰するなど、市場は混乱を極めている。米株式市場でもNYダウ平均が一時800安と急落した場面があり、それでいて引けにかけてプラス圏まで上昇するなど、市場全般はウクライナ情勢に翻弄されている。安易にポジションを取り切れない状態にまで陥っていると言わざるを得ないだろう。一方、FOMCの3月利上げにも影響を及ぼす可能性があり、最小限の上げ幅0.25%にとどまる公算も高くなりつつある中、米金利の優位性も削がれつつある。このため過度なドル高期待は、自重局面に差し掛かっている。

一方、ドル円は地政学的リスクを背景に、利食いと損切りが相混じる中、一時円買いが加速し、114円台半ば割れまで下落した。その後は有事のドル買いに発展し、115円台半ば近辺まで上昇するなど、波乱含みの展開を強いられている。相対的にストップロス主導の展開ではあるが、相場が落ち着くまでは、引き続き直近のレンジ幅ドル円114.70~116.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルはウクライナ情勢の悪化を背景に、一時1.11台前半まで急落した。また、ポンドも1.32台まで下落するなど、リスク回避を踏まえつつ、ポジション調整売りに追いやられている。それでいて統計的な節目である1.1200前後まで買い戻されるなど、不安定な展開に困惑度を深めている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1150~1.1280を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的にはドル円は115円割れから押し目買いと共に、116円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.11台半ば前後から押し目買いと共に、1.12台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円115円台半ば前後からナンピン売りを実施しており、現状では116円前後からナンピン売りの待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は114円台半ばを中心に、115円割れから押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、調整主動の展開を強いられているが、現状ではユーロドル1.11台半ば前後から押し目買いと共に、1.12台後半からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円114円台半ば前後ではロング、116円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は128円台半ば前後から押し目買いと共に、130円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は82円前後から押し目買いと共に、83円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円114.45116.50
ユーロ円128.15130.50
ユーロドル1.10801.1300
豪ドル円81.5084.00

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ドル円ショート50,000☆115.40(SL116.00買い)
2022年2月収支経過(01~24日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥65,000
ユーロ円+¥275,000+¥125,000
ユーロドル-¥110,000(-ドル850)-$500
豪ドル円+¥10,000+¥40,000
前日の売買 東京市場
ユーロ円買い50,000★△129.50(130.50ショートカバー)+¥50,000
ユーロドル買い50,000★▼1.1250(SL1.1200売り)-$250
豪ドル円買い50,000★△82.50(83.30ショートカバー)+¥40,000
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000☆115.40(SL115.80買い)
ドル円買い50,000114.30(SL113.80売り)
ユーロ円売り50,000☆△129.50(127.50ロングカバー)+¥75,000
ユーロ円買い50,000☆128.00(SL127.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1300(SL1.1350買い)
ユーロドル買い50,000☆▼1.1170(SL1.1120売り)-$250
豪ドル円売り50,00083.00(SL83.50買い)
豪ドル円買い50,00081.80(SL81.30売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000115.90(SL116.30買い)
ドル円買い50,000114.80
ユーロ円売り50,000130.00(SL130.50買い)
ユーロ円買い50,000128.50(SL128.00売り)
ユーロドル売り50,0001.1280(SL1.1330買い)
ユーロドル買い50,0001.1150(SL1.1100売り)
豪ドル円売り50,00083.50(SL84.00買い)
豪ドル円買い50,00082.00(SL81.50売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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