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為替モーニング東京市場2022年7月8日

2022年07月08日
(コラム執筆時間:09時18分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円135.20~136.70
ユーロ円137.50~139.00
ユーロドル1.0100~1.0250
豪ドル円92.20~93.70
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米債市場では2年債利回りが10年債利回りを上回る逆イールド現象が続いており、米リセッション(景気後退)への懸念が強まっている。そんな中、今晩発表される米国の6月雇用統計が注目されているが、直近のISM製造業、非製造業景気指数の雇用部門はともに47台と好悪判断の50を割り込んでいる。また事前予想でも非農業部門雇用者数が+26.4万人、失業率が3.6%と、前回よりもやや悪化する見通しであり、積極的にドルを買い上がる雰囲気とは言い難い状況にある。ただ、次回FOMCで0.75%の利上げが確実視されており、また、基軸通貨としての役割もあるが、他の主要国も高インフレ懸念に悩まされている中で、拙速的にドルを売り下がる外部環境にはなく、直近のレンジ幅の中で神経質な展開が続く可能性は高い。引き続き相場の動意を待ってからの始動が賢明であろう。

一方、ドル円は米雇用統計を控えて、136円前後でもみ合い相場と化しているが、相対的には悪化見通しや24年ぶりの円安状況を背景に、拙速的な上値トライは慎重になっている。引き続きレンジ幅をドル円135.20~136.70円まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。

他方、ユーロドルはパリティ割れが意識される中、戻り売りが優勢になっているが、依然として、米ドル主導の展開は変わっておらず、ドル円と同様に20年ぶりの安値圏に対する警戒感もある。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0100~1.0250を重視し、同レベル前後から少なめのナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、135円台前半から押し目買いを勧めると共に、136円台半ば以上からナンピン売りで対応することを勧める。一方、ユーロドルは1.01前後から押し買いと共に、1.02台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は昨日と同様に、ドル円136円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は135台前半から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、戻り売りを優先しており、現状ではユーロドル1.02台半ば前後からナンピン売りと共に、1.01前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円135円前後ではロング、136円台半ば以上ではショートをイメージし、ユーロ円は137円台半ば前後から押し目買いと共に、139円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は92円台前半から押し目買いと共に、93円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円134.70137.10
ユーロ円137.00139.50
ユーロドル1.00501.0300
豪ドル円91.8094.20

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

2022年7月収支経過(01~08日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥35,000
ユーロ円-¥65,000+¥90,000
ユーロドル-¥104,900(-ドル750)
豪ドル円+¥100,000
前日の売買 東京市場
ユーロ円売り50,000☆139.00(SL139.50買い)
ユーロ円売り50,000★△138.50(137.50ロングカバー)+¥50,000
豪ドル円売り50,000☆92.80(SL93.30買い)
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000136.60(SL137.20買い)
ドル円買い50,000135.50
ユーロ円売り50,000139.60(SL140.10買い)
ユーロ円買い50,000☆△138.20(139.00ショートカバー)+¥40,000
ユーロドル売り50,0001.0300(SL1.0350買い)
ユーロドル買い50,0001.0130(SL1.0080売り)
豪ドル円売り50,00093.70(SL94.20買い)
豪ドル円買い50,00092.30
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000136.60(SL137.20買い)
ドル円買い50,000135.50
ユーロ円売り50,000139.00(SL139.50買い)
ユーロ円買い50,000137.50(SL137.00売り)
ユーロドル売り50,0001.0250(SL1.0300買い)
ユーロドル買い50,0001.0100(SL1.0050売り)
豪ドル円売り50,00093.70(SL94.20買い)
豪ドル円買い50,00092.30
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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