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為替モーニング東京市場2022年5月13日

2022年05月13日
(コラム執筆時間:09時16分)

鈴木予想レンジ 

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円127.50~129.30
ユーロ円132.50~134.30
ユーロドル1.0300~1.0480
豪ドル円87.30~89.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

市場はウクライナ情勢の長期化や、中国のロックダウンによる世界経済への影響が、本格化するとの見方が浮上している。一部ではFRBによる拙速的な金融引き締め策を疑問視する見解もあるが、米国株式市場では米債券利回りが低下傾向にあるにもかかわらず、NYダウが連日安値を更新するなどリスク回避志向を背景に、市場全般が様変わりの様相を呈し始めている。そんな中、為替市場では米債券利回りの低下を受けて、円を買い戻す動きが顕著になっており、円安局面が終焉を迎えるとの期待感もある。反面、ポンドドルやユーロドルは下値を模索するなど、依然として、安全資産でもある有事のドル買いにも波及しており、神経質な展開を余儀なくされている。

一方、ドル円は米債券利回りの低下を背景に、一時127円台半ば近辺まで下落したが、依然として、日米金利差拡大が意識されており、128円台半ば前後まで買い戻されるなど、一時的な円高現象に留まっている。ただ、売られ過ぎていたドル円相場でもり、一部では125円前後を目指すとの見方もあり、戻り売り優先の展開になっている。引き続きレンジ幅ドル円127.50~129.30円まで拡大し、同レベル前後から少なめのナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルはウクライナ危機の影響が欧州経済を圧迫する中、米金利の高止まりも含めて、ユーロドルは20年ぶりにパリティ(1.000割れ)を試す展開も考慮しなければならず、ストップロスを巻き込みながら1.04割れまで急落している。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0300~1.0480まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが無難であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、127円台半ば前後から押し目買いと共に、129円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.03前後から押し目買いと共に、1.05前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、株価動向に注視し、様子見スタンスを強めているが、輸出企業はドル円129円台以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は128円前後から押し目買いを実施しており、現状では127円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、戻り売りを優先しているが、ユーロドル1.04割れでは押し目買いを実施しており、現状では1.03前後から押し目買いと共に、1.05前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円127円台半ば前後ではロング、129円台以上ではショートをイメージし、ユーロ円は132円台半ば前後から押し目買いと共に、134円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は87円台半ば前後から押し目買いと共に、89円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円127.00129.70
ユーロ円132.10134.70
ユーロドル1.02501.0500
豪ドル円86.9089.60

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ドル円ロング50,000☆128.00(SL127.50売り)
ユーロドルロング50,000☆1.0370(SL1.0300売り)
前日のSL実行ポジション(SL&SP)
ユーロドルロング50,000☆▼1.0470(SL1.0380売り)-$450
2022年5月収支経過(02~13日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥50,000-¥25,000
ユーロ円-¥30,000-¥60,000
ユーロドル-¥13,400(-$100)-$450
豪ドル円+¥20,000+¥15,000
前日の売買 東京市場
ドル円買い50,000★▼129.00(SL128.50売り)-¥25,000
ユーロ円買い50,000★▼135.50(SL135.00売り)-¥25,000
ユーロドル買い50,000☆1.0470(SL1.0420売り)
豪ドル円買い50,000★▼89.00(SL88.50売り)-¥25,000
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000129.50(SL130.00買い)
ドル円買い50,000☆128.00(SL127.50売り)
ユーロ円売り50,000135.30(SL135.80買い)
ユーロ円買い50,000☆▼133.80(SL133.30売り)-¥25,000
ユーロドル売り50,0001.0520
ユーロドル買い50,000☆1.0370(SL1.0310売り)
豪ドル円売り50,00089.30(SL89.80買い)
豪ドル円買い50,000☆87.50(SL87.00売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000128.80
ドル円買い50,000127.50(SL127.00売り)
ユーロ円売り50,000134.30(SL135.00買い)
ユーロ円買い50,000132.60(SL132.00売り)
ユーロドル売り50,0001.0450
ユーロドル買い50,0001.0300(SL1.0250売り)
豪ドル円売り50,000☆△88.30(87.50ロングカバー)+¥40,000
豪ドル円売り50,00089.00(SL89.60買い)
豪ドル円買い50,00087.50(SL86.90売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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