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為替イブニング海外市場2017年1月12日

2017年01月12日

※最新情報(為替モーニング東京市場2017年1月13日)は、お客様限定で『会員専用サイト』に公開中!

鈴木予想レンジ

ドル円     113.00~115.00
ユーロ円    120.50~122.30
ユーロドル   1.0550~1.0730
豪ドル円    84.80~86.30

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

相場状況の振り返りと今後の展開予想

トランプ次期大統領の記者会見の余韻が残る中、大統領としては品位にかける姿勢と内容であることは否めないが、市場は同氏の見解に一喜一憂せざるを得ないほどの影響力を持っているだけに、市場は更に混迷を極めている。
その中、米債券利回りの低下を背景にドルの調整売りが急がれている。
市場では、一時、保護主義政策による貿易不均衡是正のためのドル高けん制の声も聞かれてはいたが、今回のドル全面安の展開を受けて、一旦はドル高抑制の動きは沈静化する可能性が高く、更にドル売りを追従する難しさも台頭している。
また、同氏は日本を含めた貿易相手国には高額な関税を課すとしているが、標的は為替操作国と認定している中国であることは間違いないと言えるだろう。
補足的になるが、最近行われた日銀の為替介入は2011年の東日本大震災直後に協調介入が行われているが、単独介入としては、2003年度にはドル円100円割れ防止のためにも連日のように介入した経緯があるが、結局は円高に振れているように、米中の貿易不均衡が是正されるまで中国のドル売り人民元買い介入も徒
労に終わる可能性が高いのかもしれない。

一方、ドル円はドルの調整売りに圧される格好で下値を探る展開を強いられているが、日米金利差拡大期待を背景に下値は限定的と言える反面、現時点ではストップロスを踏まえたドル売りが優勢であり、引き続きレンジ幅を113.00~115.00円まで拡大し、同レベル前後から少なめのナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは特に買い材料はないが、ドル円と同様にドルの調整売りを背景に底堅い展開を見せているが、引き続き戻り売り志向は根強いだけに、高値掴みには要注意だろう。
当面、直近のレンジ幅を重視した上で少なめのポジショニングで臨むことが得策であろう。

●戦略的には、ドル円は株式市場も反落しており、上値の重い展開を強いられている。
前述したレンジ幅を重視し、ドル円115円前後からナンピン売りと共に、113円前後から押し目が対応することを勧める。
一方、ユーロドルは1.07前後からナンピン売りと共に、1.05台半ば前後から押し目買いで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、株安を嫌気する中、上値の重い展開と判断している。
輸出企業はドル円115円台半ば前後を中心に、115円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。
一方、輸入企業はドル円114円台半ば割れから押し目買いを実施しており、現状では113円前後を視野に、113円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、レンジ幅を拡大しながら少なめの売買で対応しているが、ユーロドル1.06台半ば前後からナンピン売りを実施しており、現状では1.07台を視野に同レベルからナンピン売りと共に、1.05台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●クロス円は、ドル円113円前後ではロング、115円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は122円台以上からナンピン売りを勧めると共に、120円台半ば前後から押し目買いで待機することを勧める。
一方、豪ドル円は今朝と同様に86円台以上からナンピン売りを勧めると共に、85円割れから押し目買いで対応することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況

通貨       売り     買い
ドル円      112.80   115.55
ユーロ円     120.10   122.75
ユーロドル    1.0510   1.0755
豪ドル円     84.30    86.80

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

月次収支

2017年1月収支経過(04~12日)
通貨別   プラスマイナス       前日比
ドル円    +¥70,000       —¥25,000
ユーロ円   +¥35,000       
ユーロドル  +¥73,000(+$600)  +$650
豪ドル円   +¥30,000

現在のポジションと決済指値

ドル円ロング   50,000 ☆114.30(SL113.30売り)
ユーロ円ロング  50,000 ☆121.50(SL 120.50売り)
ユーロドルショート50,000 ☆1.0640(SL1.0710買い)

前日のストップロス(損失確定)実行ポジション

本日のSL実行ポジション(SL&SP)
ドル円ロング  50,000☆▼114.80(SL114.30売り)—¥25,000


前日の売買 東京市場

出来ず Nothing done

前日の売買 海外市場

ドル円買い   50,000 ☆114.80(SL114.20売り)
ユーロ円買い  50,000 ☆121.50(SL 120.80売り)
ユーロドル買い 50,000 ☆1.0460(SL1.0390売り)

本日の売買予定 東京市場

ドル円売り   50,000  115.40
ドル円買い   50,000 ☆114.30(SL113.80売り)
ユーロ円売り  50,000  122.30
ユーロ円買い  50,000  121.00(SL 120.50売り)
ユーロドル売り 50,000☆△1.0590(1.460ロングカバー)+$650
ユーロドル売り 50,000 ☆1.0640(SL1.0700買い)
ユーロドル買い 50,000  1.0500(SL1.0430売り)
豪ドル円売り  50,000  86.00(SL86.70買い)
豪ドル円買い  50,000  84.80(SL84.10売り)

本日の売買予定 海外市場

ドル円売り   50,000  115.00
ドル円買い   50,000  113.30(SL112.80売り)
ユーロ円売り  50,000  122.00
ユーロ円買い  50,000  120.50(SL 119.80売り)
ユーロドル売り 50,000  1.0710(SL1.0780買い)
ユーロドル買い 50,000  1.0550
豪ドル円売り  50,000  86.00(SL86.70買い)
豪ドル円買い  50,000  84.80(SL84.10売り)

記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

コラム一覧

鈴木郁雄の実践トレーディング 外国為替古今東西 行天豊雄 外貨投資 転ばぬ先の智慧 田嶋智太郎
市場養生訓 小口幸伸
為替大観 小池正一郎
為替の話・トレンドを掴め! 木村佳子
武市のなぜなにFX 武市佳史

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