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為替イブニング海外市場2020年12月17日

2020年12月17日

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円102.70~104.00
ユーロ円125.50~126.80
ユーロドル1.2150~1.2280
豪ドル円78.00~79.30
相場状況の振り返りと今後の展開予想

パウエルFRB議長は3月に新型コロナウィルス禍が深刻化して以降、今後も厳しい状況が続くだろうが、ワクチン接種が順調に進行すれば、2021年下期には経済の力強いパフォーマンスが見込まれると楽観的な見解を示している。そして、今後も米経済を強力に下支えする方針を表明しており、市場には堅調な株式市場を背景に安堵感が広がりつつある。ただ、コロナウィルス感染に収束感がみられていない以上、根拠のない希望的観測に過ぎないとの声も伝えられるなど、予断を許せない相場環境には変わりがない。また、同議長は回復がしっかり定着するようになるまで、極めて緩和的な政策を維持する旨を強調しているが、世界的に超低金利政策が定着しており、将来的にはFRB、ECB,そして、日銀などの主要国が如何に金利を引き締めるか問題視されている。景気後退局面では金融緩和策しか選択肢はないが、景気が浮揚した際に引き締め策に転じることは最も厳しい選択肢と言える。いずれにしても、相対的な不透明感は否めないだけに、引き続き相場の動意を待ってからの始動が得策であろう。

一方、ドル円は103円台前半で膠着度を強めているが、短期筋の中でも年度末に向けて、ドル円100円割れと105円台回復との見解も分かれ始めている。相対的には年末のドル買い需要も手伝い、下値は限定的と判断するが、引き続きレンジ幅ドル円102.70~104.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルはドルの調整売りもあり、1.22台で底堅い展開を見せている。ただ、ストップロス先行の展開になっており、加速的な上昇は見込みづらい状況にある。引き続きレンジ幅1.2150~1.2280を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円102円台半ば前後から押し目買いを勧めると共に、ドル円104円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.21台半ば前後から押し目買いと共に、1.22台後半からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円104円台以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円103割れを視野に、同レベル前後から押し目買いを継続している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、微調整に終始しているが、現状ではユーロドル1.22台半ば前後から1.2300前後まで断続的に散見されている。一方、買いは1.21台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様、

●クロス円は、ドル円102円台半ば前後ではロング、104円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は125円台半ば前後から押し目買いと共に、126円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは78円前後から押し目買いと共に、79円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円102.10104.40
ユーロ円125.10127.30
ユーロドル1.21151.2330
豪ドル円77.5579.80

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ドル円ロング50,000☆104.00(SL102.70売り)
豪ドル円ショート50.000☆78.10(SL79.10買い)
前日のSL実行ポジション(SL&SP)
ユーロドルショート50,000★▼1.2150(SL1.2200買い)-$250
2020年12月収支経過(01~17日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥25,000
ユーロ円-¥25,000
ユーロドル-¥22,100(-$175)+$100
豪ドル円-¥80,000
前日の売買 東京市場
ユーロドル売り50,000☆1.2200(SL1.2250買い)
前日の売買&予定 海外市場
ユーロドル買い50,000★△1.2130(1.2200ショートカバー)+$350
本日の売買予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000104.30
ドル円買い50,000103.00(SL102.50売り)
ユーロ円売り50,000126.70(SL127.20買い)
ユーロ円買い50,000125.60(SL125.10売り)
ユーロドル売り50,0001.2250(SL1.2300買い)
ユーロドル買い50,0001.2130(SL1.2080売り)
豪ドル円売り50.00078.80(SL79.30買い)
豪ドル円買い50,00077.70
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000104.30
ドル円買い50,000102.70(SL102.20売り)
ユーロ円売り50,000126.80(SL127.30買い)
ユーロ円買い50,000125.60(SL125.10売り)
ユーロドル売り50,0001.2270(SL1.2320買い)
ユーロドル買い50,0001.2150(SL1.2100売り)
豪ドル円売り50.00079.10(SL79.50買い)
豪ドル円買い50,00078.00
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
〈加入協会〉日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会