鈴木予想レンジ
通貨ペア | 予想レンジ |
---|---|
ドル円 | 104.50~105.50 |
ユーロ円 | 125.80~127.00 |
ユーロドル | 1.1980~1.2100 |
豪ドル円 | 79.50~80.50 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
東京株式市場は堅調な米株式市場を背景に、前日比284円高と続伸しており、相対的な過熱感はあるものの、だぶついたマネーを軸に株価の下げ止まりの気配を感じさせない展開にある。既に株価はコロナショック以前の水準を完全にクリアーしており、あたかもコロナウィルス感染が終息を迎えたかのような株価動向にある。遅かれ早かれ3万円台回復との希望的観測も少なく無いが、市場は高値警戒感を踏まえながら疑心暗鬼の状態にあるだけに、基本的には利食い先行相場であり、また、下落局面では買戻しに転じ易いマーケットとも言える。その中、イエレン米財務長官は金融市場における最近のボラティリティーの高まりについて協議するため、金融規制当局の会合を招集している。基本的には潤沢な追加支援策になるであろうが、ドル高けん制の動きも考慮し、当面、ドルの戻り売りを重視して対応することが賢明であろう。
一方、ドル円は相変わらず株価動向にも無反応であり、ドル円105円前後でもみ合い相場と化している。相対的には投機筋の仕掛け待ちであり、引き続きレンジ幅ドル円104.50~105.50円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。
他方、ユーロドルは1.20台を維持しており、拙速的な下値トライは慎重になっている。ただ、欧州主要国でパンデミック状態が続いている以上、上値トライも限定的であり、引き続きレンジ幅ユーロドル1.1980~1.2080を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、今朝と同様にドル円104円台半ば前後から押し目買いを勧めると共に、ドル円105円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.20割れから押し目買いと共に、1.21前後からナンピン売りで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、現状ではドル円105円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円104円台半ば前後から押し目買を継続している模様。
●海外勢によれば、引き続き戻り売りを優先する中、現状ではユーロドル1.21前後からナンピン売りと共に、1.20割れから押し目買いで待機姿勢を強めている模様。
●クロス円は、繰り返しなるが、ドル円104円台半ば前後ではロング、105円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は126円割れから押し目買いと共に、127円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは79台半ば前後から押し目買いと共に、80円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 104.00 | 106.10 |
ユーロ円 | 125.30 | 127.55 |
ユーロドル | 1.1935 | 1.2150 |
豪ドル円 | 78.85 | 81.00 |
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
現在のポジション(SL&SP)
ドル円ショート | 50,000 | ☆104.80(SL105.50買い) |
ユーロドルロング | 50,000 | ☆1.2030(SL1.1980売り) |
2021年2月収支経過(01~03日)
通貨 | プラスマイナス | 前日比 |
ドル円 | ||
ユーロ円 | +¥25,000 | +¥25,000 |
ユーロドル | ||
豪ドル円 | +¥30,000 | +¥30,000 |
前日の売買 東京市場
豪ドル円買い | 50,000 | ★△80.00(80.60ショートカバー)+¥30,000 |
前日の売買 海外市場
ユーロ円買い | 50,000 | ★△126.30(126.80ショートカバー)+¥25,000 |
ユーロドル買い | 50,000 | ☆1.2030(SL1.1980売り) |
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done | ||
ドル円売り | 50,000 | 105.50(SL106.00買い) |
ドル円買い | 50,000 | 104.70 |
ユーロ円売り | 50,000 | 127.00(SL127.50買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 126.00(SL125.50売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.2080 |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.1980(SL1.1930売り) |
豪ドル円売り | 50.000 | 80.50(SL81.00買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 79.50(SL79.00売り) |
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り | 50,000 | 105.50(SL106.00買い) |
ドル円買い | 50,000 | 104.60 |
ユーロ円売り | 50,000 | 127.00(SL127.50買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 126.00(SL125.50売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.2070 |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.1980(SL1.1930売り) |
豪ドル円売り | 50.000 | 80.50(SL81.00買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 79.50(SL79.00売り) |
記号・略称解説
ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。