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為替モーニング東京市場2022年2月7日

2022年02月07日
(コラム執筆時間:08時23分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円114.80~115.80
ユーロ円131.50~132.50
ユーロドル1.1400~1.1500
豪ドル円81.20~82.20
相場状況の振り返りと今後の展開予想

注目された1月の米雇用統計では非農業部門雇用者数(NFP)が46.7万人増と事前予想(12.5万人)を大きく上回り、先に発表されたADP雇用統計での雇用者数大幅減少を覆す結果になっている。そして、失業率も4%と悪化してはいるが、人手不足を理由にほぼ完全雇用の状態にある。さらに平均時給は前月比0.7%増、前年比では5.7%増と、インフレ懸念を想起させる結果となっており、米債券利回りも再び上昇している。一時市場ではFOMCメンバーによる発言から3月会合では0.5%の利上げは見送られるという公算もあったが、原油価格の上昇も加わり、0.5%の利上げは現実味を帯び始めるなど、市場は再びドルを買い戻す動きが強まっている。ただ、既にドルロングが浸透しており、また、株式市場への影響を考慮すれば、一過性のドル買いに終わる可能性も否定できないだけに、引き続き直近のレンジ幅で売買を模索することが無難であろう。

一方、ドル円は、節目の115円台を維持する中、米債券利回りが2%に接近しており、底堅い展開だけが予想されるが、さらなるドルの上昇局面では利益確定売りや実需売りが予想されるため、過度な円安局面は描きづらい状況にある。引き続きレンジ幅ドル円114.80~115.80円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。

他方、ユーロドルは先のラガルドECB総裁の会見で3月にはさらに将来の資産購入ペースについて判断する旨を述べおり、底堅い展開となっている。しかしFOMCの利上げ志向が上回っており、また、ウクライナ情勢に対する警戒感も手伝い、拙速的に買い上がる雰囲気は後退している。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1400~1.1500を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、115円割れから押し目買いと共に、115円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.14前後から押し目買いと共に、1.15前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円115円台半ば前後から116円前後まで断続的に散見されている模様。一方、輸入企業は114円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、米ドルの買い戻しを背景に、ユーロドル1.15前後の重石が意識されている。現状では1.15前後からナンピン売りと共に、1.14割れから押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円114円台半ば後半ではロング、115円台半ば以上ではショートをイメージし、ユーロ円は131円台半ば割れから押し目買いと共に、132円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は81円前後から押し目買いと共に、82円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円114.10116.20
ユーロ円130.75132.85
ユーロドル1.13501.1550
豪ドル円80.4583.55

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ドル円ショート50,000☆115.40(SL115.80買い)
ユーロ円ショート50,000☆132.00(SL132.50買い)
豪ドル円ショート50,000☆82.00(SL82.20買い)
2022年2月収支経過(01~07日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥25,000
ユーロ円-¥25,000
ユーロドル-¥111,300(-ドル850)
豪ドル円-¥15,000
前日の売買 東京市場
ユーロ円売り50,000☆132.00(SL132.50買い)
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000☆115.40(SL115.80買い)
ドル円買い50,000114.30(SL113.90売り)
ユーロ円売り50,000132.30(SL132.80買い)
ユーロ円買い50,000131.20
ユーロドル売り50,0001.1500(SL1.1550買い)
ユーロドル売り50,0001.1380(SL1.1330売り)
豪ドル円売り50,00082.30(SL82.80買い)
豪ドル円買い50,00081.10
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000115.80(SL116.20買い)
ドル円買い50,000114.90
ユーロ円売り50,000132.50(SL133.00買い)
ユーロ円買い50,000131.50
ユーロドル売り50,0001.1500(SL1.1550買い)
ユーロドル売り50,0001.1400(SL1.1350売り)
豪ドル円売り50,00082.20(SL82.70買い)
豪ドル円買い50,00081.20
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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