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為替モーニング東京市場2022年6月3日

6月3日の「為替イブニング海外市場」は、英国市場休場のため休刊いたします。

2022年06月03日
(コラム執筆時間:09時41分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円129.30~130.80
ユーロ円138.80~140.30
ユーロドル1.0670~1.0820
豪ドル円93.50~95.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

FRBによる利上げ観測が燻ぶる中、米国株式市場では米債券利回りの低下を受けて、NYダウは435ドル高と3日ぶり反発に転じている。ただ、依然として、FRBによる拙速な利上げには賛否両論があるように、今後のインフレの進捗状況次第とも解釈できる。そして本日は雇用統計に注視せざるを得ないが、事前予想では非農業部門雇用者数は前回から鈍化を示すものの、失業率は雇用不足を前提に低下が見込まれるなど、すでにパンデミック前の雇用水準に近づいており、相対的にはFRBの6月/7月の0.5%利上げは確実視されている。反面、ISM製造業景気指数の雇用部門が景気判断の50を割り込むなど、米景況感の鈍化の兆しもあり、雇用統計のみで判断するには時期尚早との見方も少なくない。いずれにしても、ウクライナ情勢や中國経済の低迷などの不安材料を抱えているだけに、必然的にドル買い戻しに集約され易い相場展開にあるが、米国では過度なドル高による米企業収益の悪化も伝えられており、加速的なドル上昇は見込みづらい外部環境にある。引き続き直近レンジ幅で売買を模索するしかなく、相場が大きく動意づいてからの始動が得策であろう。

一方、ドル円は米債券利回りに左右される展開は否めないが、130円台では実需及びポジション調整売りが随所に散見されるなど、改めて、上値の重さが意識されている。ただ、米債券利回りの高止まりを背景に、拙速的な下値トライには慎重になっている。引き続きレンジ幅ドル円129.30~130.80円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは米ドル主導に変化はないが、欧州圏のインフレ懸念とECBのタカ派姿勢が表面化しており、底堅い展開を見せている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0670~1.0820を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、129円台半ば前後から押し目買いと共に、130円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.07割れから押し目買いと共に、1.08台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は昨日と同様に、ドル円130円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は、129円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、戻り売りを優先しており、ユーロドル1.07台以上から随時ナンピン売りを実施しているが、現状では1.08前後を視野に同レベルからナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、買いは1.06台半ば前後を中心に、1.07割れから押し目買いで対応している模様。

●クロス円は、ドル円129円台半ば割れではロング、130円半ば以上ではショートをイメージし、ユーロ円は139円割れから押し目買いと共に、140円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は93円台半ば前後から押し目買いと共に、95円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円128.90131.20
ユーロ円138.50140.70
ユーロドル1.06401.0860
豪ドル円93.2095.50

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

前日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000130.70(SL131.20買い)
ドル円買い50,000129.30
ユーロ円売り50,000☆139.30(SL139.80買い)
ユーロ円買い50,000138.00
ユーロドル売り50,000☆△1.0730(1.0660ロングカバー)+$350
ユーロドル買い50,0001.0580(SL1.0530売り)
豪ドル円売り50,000☆94.00(SL94.50買い)
豪ドル円買い50,000☆△
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000130.70(SL131.20買い)
ドル円買い50,000129.50
ユーロ円売り50,000140.20(SL140.70買い)
ユーロ円買い50,000139.00
ユーロドル売り50,0001.0820(SL1.0870買い)
ユーロドル買い50,0001.0670(SL1.0620売り)
豪ドル円売り50,00095.00(SL95.50買い)
豪ドル円買い50,00093.70(SL93.20売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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