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為替モーニング東京市場2016年11月17日

2016年11月17日

※最新情報(為替イブニング海外市場2016年11月17日)は、お客様限定で『会員専用サイト』に公開中!

鈴木予想レンジ

ドル円     108.00~109.80
ユーロ円    115.50~117.50
ユーロドル   1.0650~1.0830
豪ドル円    80.50~82.50

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

相場状況の振り返りと今後の展開予想

7日連騰のNYダウ平均株価は前日比54ドル安と流石に小休止しているが、依然として、トランプ氏による大胆な財政出動を背景に株高およびドル高志向は根強いものがある。
ただ、昨日発表された米生産者物価指数(PPI)が予想を下回る中、米債券利回りの低下も手伝い、急ピッチのドル買いへの警戒感を強め始めている。
一部ではトランプ効果の賞味期限切れとの声は少なくないが、短期筋としては、一旦ドルの調整売りに追いやられた感が強い。
その中、ブラード・セントルイス連銀総裁はトランプ氏の財政出動で中期的な成長は促進されるであろうが、12月に利上げしなかった場合にはサプライズになる可能性も指摘するなど、利上げの可能性は織り込み済みとの見方は支配的である。
今後は、トランプ氏が選挙戦で公約した大型減税やインフラ投資の実現性に関心が寄せられるが、次期財務長官候補と言われているムニューチン氏はインフラ投資に関してはシンプルに財政出動ということではないのかもしれないと慎重姿勢を述べるなど、未だに不透明感は拭えない状況にあり、拙速的なドル買いに黄信号が点灯しつつある。

一方、ドル円は110円トライには至らず、失速気味に109円割れまで切り返されているが、引き続き日米金利差拡大を背景に買戻し志向は健在である。
ただ、直近の円相場が米金利動向に左右される中、当面、ドル円110円トライには米10年債利回り2.5%程度必要なのかもしれない。
引き続き波乱含みの展開と判断し、レンジ幅を108.00~110円まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買に特化することが一考であろう。

他方、ユーロドルは特筆すべき買い材料のない中、年初来安値へと下値の目途が見えてこない。
一部では来月のECB理事会での資産購入プログラムや英EU離脱に向けて、対米ドルでパリティ(1ドル=1.0000)割れを警戒する向きもあるが、米国としても過度なドル高を嫌がる段階に差し掛かっており、下値の目途としては、ユーロドル1.0500前後が妥当な水準と見なした方が無難であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、108円前後から押し目買いと共に、110円前後からナンピン売りで待機することを勧める。
一方、ユーロドルは引き続き戻り売りを優先し、1.08前後からナンピン売りと共に、1.06前後から押し目買いで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は引き続きドル円110円前後を視野に、同レベルからナンピン売りを継続している模様。
一方、輸入企業は108円台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●海外勢によれば、引き続き戻り売りを優先しており、現状では、ユーロドル1.07台半ば以上からナンピン売りと共に、1.06前後から押し目買いで対応している模様。

●クロス円は、ドル円108円台半ば割れではロング、110円前後ではショートをイメージし、ユーロ円116円割れから押し目買いと共に、117円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。
一方、豪ドル円は81円割れから押し目買いと共に、82円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況

通貨       売り     買い
ドル円      107.55   110.30
ユーロ円     115.20   117.70
ユーロドル    1.0590   1.0840
豪ドル円     80.30    82.70

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

月次収支

2016年11月収支経過(01~17日)
通貨別   プラスマイナス       前日比
ドル円    -¥205,000      -¥30,000
ユーロ円   -¥40,000       
ユーロドル  -¥274,700(-$2,350)-$350
豪ドル円   +¥5,000       -¥10,000

現在のポジションと決済指値

ドル円ショート  50,000 ☆108.80(SL109.80買い)
ユーロ円ショート 50,000 ☆116.80(SL117.30買い)
ユーロドルロング 50,000 ☆1.0730(SL1.0650売り)

前日のストップロス(損失確定)実行ポジション

ドル円ショート  50,000★▼108.40(SL108.80買い)-¥30,000
ユーロドルロング 50,000★▼1.0800(SL1.0730売り)-$350
豪ドル円ショート 50,000★▼81.30(SL82.30買い)-¥50,000


前日の売買 東京市場

出来ず Nothing done

前日の売買 海外市場

ドル円売り   50,000  110.20(SL110.60買い)
ドル円買い   50,000  108.50
ユーロ円売り  50,000  118.00(SL118.70買い)
ユーロ円買い  50,000  116.50
ユーロドル売り 50,000  1.0830
ユーロドル買い 50,000  1.0650(SL1.0580売り)
豪ドル円売り  50,000  83.00(SL83.70買い)
豪ドル円買い  50,000☆△81.50(82.30ショートカバー)+¥40,000

本日の売買予定 東京市場

ドル円売り   50,000  109.80(SL110.30買い)
ドル円買い   50,000  108.30
ユーロ円売り  50,000  117.30(SL118.00買い)
ユーロ円買い  50,000  116.00
ユーロドル売り 50,000  1.0800
ユーロドル買い 50,000  1.0650(SL1.0580売り)
豪ドル円売り  50,000  82.30(SL83.00買い)
豪ドル円買い  50,000  80.80(SL80.10売り)

本日の売買予定 海外市場
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

コラム一覧

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市場養生訓 小口幸伸
為替大観 小池正一郎
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〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
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