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為替イブニング海外市場2022年2月10日

2022年02月10日
(コラム執筆時間:19時25分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円115.00~116.20
ユーロ円131.80~133.00
ユーロドル1.1380~1.1500
豪ドル円82.50~83.70
相場状況の振り返りと今後の展開予想

市場は世界的なインフレ状況を確認するために、今晩発表される米1月消費者物価指数に注目している。事前予想では前回数値が39年半ぶりに大幅に改善したことを受けて、今回も改善の見込みとの思惑が働いている。ただ、既に3月の米利上げが織り込み済みであり、大きなサプライズは期待薄との見解が少なくない。仮に、大幅に改善されたとしても、FRBの次回利上げ幅が0.5%に決定するわけでもなく、また、米10年債利回りが2%を達成するには時期尚早だ。むしろ短期筋としては、米ドルの反動売りを警戒しており、更なる上昇局面ではドルロングの解消や利益確定売りに走る可能性がある。過度なドル高期待は、自重局面に差し掛かっているといえる。引き続き、直近のレンジ幅の中での攻防が予想されるだけに、じっくり待機策に努めることも一案であろう。

一方、ドル円は115円台半ば前後で底堅い展開だが、円安基調を背景に輸出企業の好決算が相次いでいる。海外勢からも、過度な円安局面は享受しがたいとの見解もある。また日本政府としても、エネルギー価格の高騰に配慮し、さらなる円安は日本経済にとって好ましい状況とはいえないとの見解も少なくない。相対的には折り返し地点にあり、引き続きレンジ幅ドル円115.00~116.20円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは米ドル主導の展開は否めず、方向感に乏しい状況だが、ユーロドル1.15前後では利益確定売りやポジション調整売りが控えている。依然として、戻り売りが優先されており、引き続きレンジ幅ユーロドル1.1380~1.1500を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的にドル円は前述したレンジ幅を重視し、115円前後から押し目買いと共に、116円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは、1.14割れから押し目買いと共に、1.15前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円116円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は115円前後から押し目買いを継続している模様。

●海外勢によれば、引き続き戻り売りを優先する中、現状では米1月消費者物価指数の動意待ちであり、調整色を強めている。現状では今朝と同様に、ユーロドル1.14台後半からナンピン売りと共に、1.14割れから押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、くり返しなるが、ドル円115円前後ではロング、116円台以上ではショートをイメージし、ユーロ円は132円割れから押し目買いと共に、133円前後からナンピ売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は82円台半ば前後から押し目買いと共に、83円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円114.60116.70
ユーロ円131.45133.50
ユーロドル1.13351.1550
豪ドル円82.1584.30

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ドル円ショート50,000☆115.40(SL116.20買い)
ユーロ円ショート50,000☆132.00(SL132.80買い)
豪ドル円ショート50,000☆83.00(SL83.70買い)
前日のSL実行ポジション(SL&SP)
豪ドル円ショート50,000★▼82.00(SL83.00買い)-¥50,000
2022年2月収支経過(01~10日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥25,000
ユーロ円±¥0
ユーロドル-¥111,300(-ドル850)
豪ドル円-¥65,000-¥50,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買 海外市場
豪ドル円売り50,000☆83.00(SL83.50買い)
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000116.00(SL116.30買い)
ドル円買い50,000115.10
ユーロ円売り50,000132.50(SL133.00買い)
ユーロ円買い50,000131.50
ユーロドル売り50,0001.1480(SL1.1530買い)
ユーロドル売り50,0001.1380(SL1.1330売り)
豪ドル円売り50,00083.50(SL84.00買い)
豪ドル円買い50,00082.50
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000116.20(SL116.50買い)
ドル円買い50,000115.20
ユーロ円売り50,000132.80(SL133.00買い)
ユーロ円買い50,000131.80
ユーロドル売り50,0001.1480(SL1.1530買い)
ユーロドル売り50,0001.1380(SL1.1330売り)
豪ドル円売り50,00083.70(SL84.00買い)
豪ドル円買い50,00082.50
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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