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為替イブニング海外市場2023年7月12日

2023年07月12日
(コラム執筆時間:19時19分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円138.50~140.50
ユーロ円153.00~155.00
ユーロドル1.0930~1.1080
豪ドル円92.50~94.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

市場では円独歩高が進行する中、米債券利回りの低下も手伝い、ドル円相場は早々に節目の140円割れとなるなど円買いに拍車が掛かっている。そして今晩発表される米消費者物価指数(CPI)が伸び鈍化との見通しが広がっているだけに、ドルの戻り売りが優勢になっており、もう一段の円高気配も強まっている。ただこのような現象が今月のFOMCにおける利上げ観測の後退や打ち止め策に繋がるかは懐疑的である。相対的にはドルロングのポジション解消売りが進行してはいるものの、米債券利回りが更に低下するかは不透明といわざるを得ない。相対的にはどちらにも仕掛けづらく、ジレンマ状態にあると言っても過言ではないだろう。いずれにしても様々な憶測が飛び交う中、市場全般が神経質な展開を強いられているだけに、引き続きレンジ幅を拡大し、じっくり待機策で対応することが無難であろう。

一方、ドル円は一時139円台半ば割れとなるなど、ストップロス先行で戻りの鈍さが意識されている。ただFRBのタカ派姿勢や日銀のハト派姿勢に変化がない限り、拙速的な下値トライは慎重にならざるを得ない。引き続きレンジ幅ドル円138.50~140.50まで拡大し、同レベル前後から少なめのナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルはやや蚊帳の外状態にあり、1.10台前半で試行錯誤が続いている。ただ独自の買い材料が乏しいだけに、戻り売りが優先されやすい相場環境にある。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0930~1.1080を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、138円台半ば前後から押し目買いと共に、140円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.09台前半から押し目買いと共に、1.10台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円140円割れからのナンピン売りを躊躇しており、現状では140円台半ば前後に集約されている模様。一方、輸入企業は140円割れから買いを随時実施しており、現状では139円割れを視野に同レベル前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中で調整色を強めているが、現状では昨日と同様に、ユーロドル1.10台半ば以上からナンピン売りと共に、1.09台前半から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円138円台半ば前後ではロング、140円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は153円前後から押し目買いと共に、155円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は92円台半ば前後から押し目買いと共に、94円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円138.10141.00
ユーロ円152.50155.30
ユーロドル1.08801.1130
豪ドル円92.1095.00

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ドル円ロング50,000☆139.50(SL138.70売り)
ユーロ円ロング50,000☆154.80(SL153.30売り)
ユーロドルショート50,000☆1.0970(SL1.1080買い)
豪ドル円ロング50,000☆93.80(SL92.70売り)
本日のSL実行ポジション(SL&TP)
ドル円ロング50,000☆▼140.50(SL139.50売り)-¥50,000
前日のSL実行ポジション(SL&TP)
ドル円ロング50,000★▼141.50(SL140.50売り)-¥50,000
豪ドル円ロング50,000★▼94.80(SL93.80売り)-¥50,000
2023年7月収支経過(03~12日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥140,000-¥100,000
ユーロ円+¥50,000
ユーロドル
豪ドル円-¥75,000-¥50,000
前日の売買 東京市場
ドル円買い50,000☆140.50(SL140.00売り)
ユーロ円買い50,000☆154.80(SL154.30売り)
豪ドル円買い50,000☆93.80(SL93.30売り)
前日の売買 海外市場
出来ず Nothing done
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000141.30
ドル円買い50,000☆139.50(SL139.00売り)
ユーロ円売り50,000155.30
ユーロ円買い50,000153.50(SL153.00売り)
ユーロドル売り50,0001.1080(SL1.1130買い)
ユーロドル買い50,0001.0930
豪ドル円売り50,00094.50
豪ドル円買い50,00093.00(SL92.50売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000140.40
ドル円買い50,000138.70(SL138.00売り)
ユーロ円売り50,000154.80
ユーロ円買い50,000153.00(SL153.00売り)
ユーロドル売り50,0001.1080(SL1.1130買い)
ユーロドル買い50,0001.0930
豪ドル円売り50,00094.30
豪ドル円買い50,00092.60(SL92.10売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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