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為替イブニング海外市場2021年12月10日

2021年12月10日
(コラム執筆時間:19時07分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円113.00~114.00
ユーロ円127.70~128.70
ユーロドル1.1250~1.1350
豪ドル円80.70~81.70
相場状況の振り返りと今後の展開予想

新型コロナウイルスのオミクロン変異株の感染自体は小康状態にあり、市場の関心は来週のFOMCの動向を探る意味合いから、今晩発表される11月米消費者物価指数(CPI)に集まっている。先に、パウエルFRB議長が前倒し終了の検討を始めると議会証言している関係上、現時点で想定されている来年3月のテーパリング終了、そして、2~3回の利上げシナリオに影響を及ぼすかどうかがポイントであるが、前回10月CPIの数値が大幅に上した経緯があるだけに、現状では期待と不安が混在しており、安易にポジションを取り切れない情勢にある。引き続き相場が大きく動意づいてからのナンピン売買に特化することが無難であろう。

一方、ドル円は米10年債利回りの低下もあり、ドル円113円台半ば前後で試行錯誤が続いている。ただ、米金利の低下余地が少ないだけに、基本的にはドルの下落局面では買い戻しに転じることがリスクの軽減に繋がる。引き続きレンジ幅ドル円113.00~114.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは欧州圏での感染拡大が嫌気され、依然として、ユーロドル1.14前後では戻り売りが優勢になっている。ただ、先行き不透明感も手伝い、拙速的な下値トライは慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1250~1.1350を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、今朝と同様に、ドル円113円前後から押し目買いと共に、ドル円114円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.12台半ば前後から押し目買いと共に、1.13台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円114円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業もドル円113円前後から押し目買いを継続している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、相場の動意待ちであり、現状ではユ-ロドル1.13台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、買いは1.12台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●クロス円は、繰り返しになるが、ドル円113円前後ではロング、ドル円114円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は128円割れから押し目買いと共に、128円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは80円台半ば前後から押し目買いと共に、81円台半ば硫黄からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円112.55114.70
ユーロ円127.10129.25
ユーロドル1.11851.1400
豪ドル円80.1082.25

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ユーロ円ロング50,000☆128.00(SL127.70売り)
豪ドル円ショート50,000☆81.50(SL81.80買い)
2021年12月収支経過(01~10日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥80,000+¥10,000
ユーロ円+¥90,000
ユーロドル+¥58,400(+ドル450)
豪ドル円-¥90,000
前日の売買 東京市場
ユーロ円買い50,000★△128.50(128.70ショートカバー)+¥10,000
前日の売買 海外市場
ユーロ円買い50,000☆128.00(SL127.50売り)
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000114.00(SL114.50買い)
ドル円買い50,000113.00(SL112.50売り)
ユーロ円売り50,000128.70
ユーロ円買い50,000127.70(SL127.20売り)
ユーロドル売り50,0001.1350(SL1.1400買い)
ユーロドル買い50,0001.1260(SL1.1210売り)
豪ドル円売り50,00081.70(SL82.20買い)
豪ドル円買い50,00080.70
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000114.00(SL114.50買い)
ドル円買い50,000113.10(SL112.60売り)
ユーロ円売り50,000128.70
ユーロ円買い50,000127.70(SL127.20売り)
ユーロドル売り50,0001.1350(SL1.1400買い)
ユーロドル買い50,0001.1260(SL1.1210売り)
豪ドル円売り50,00081.70(SL82.20買い)
豪ドル円買い50,00080.80
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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